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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):三菱UFJ、テラスカイ、環境管理

環境管理 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ダイト <4577>  3,710円  +100 円 (+2.8%)  本日終値
 ダイト<4577>は5日続伸。14日の取引終了後、21年5月期の連結業績について、売上高を475億円から489億円(前期比8.7%増)へ、営業利益を49億5000万円から59億円(同10.1%増)へ、純利益を34億円から40億円(同1.4%増)へ上方修正したことが好感された。政府のジェネリック医薬品使用促進策などの影響により、ジェネリック医薬品向け原薬の販売が順調に推移したことや、自社開発ジェネリック医薬品の20年新規収載品を中心とする品目の販売が順調に推移したことが要因という。また、開発費や減価償却費の減少なども寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年6月~21年2月)決算は、売上高378億3500万円(前年同期比10.1%増)、営業利益53億3600万円(同16.4%増)、純利益36億9900万円(同14.2%増)だった。

■三菱UFJ <8306>  591.6円  +7.8 円 (+1.3%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調な値動き。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスが好決算発表を受け買いを集める形となり、NYダウ上昇に貢献した。大手金融株はシティグループやバンカメなども高く、アルケゴス・キャピタルによる損失に絡む懸念は総じて後退している。前々日に急低下した米10年債利回りも強含む展開となったことで、東京市場でも米国事業を展開するメガバンクを買い戻す動きが顕在化している。

■テラスカイ <3915>  2,873円  -527 円 (-15.5%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 テラスカイ<3915>が急落。14日の取引終了後に発表した22年2月期連結業績予想で、売上高131億5900万円(前期比18.1%増)、営業利益5億3600万円(同31.2%減)、純利益2億600万円(同91.6%減)と大幅減益を見込んでいることが嫌気された。テレワーク実施企業や自治体向けに次世代グループウェア「mitoco(ミトコ)」の引き合いが増加していることに加えて、先行投資してきたクラウドERP、AWS、MSP各サービスが成長期に入っていることから、売上高は2ケタ増収を見込む。ただ、積極的な人員採用を計画しており、人件費の増加を見込んでいることなどが利益を圧迫する。なお、21年2月期決算は、売上高111億4400万円(前の期比19.8%増)、営業利益7億7900万円(同7.5%増)、純利益24億5900万円(同2.8倍)だった。

■北の達人 <2930>  548円  -81 円 (-12.9%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率3位
 14日に決算を発表。「今期経常は9%減益、0.3円減配へ」が嫌気された。
 北の達人コーポレーション <2930> が4月14日大引け後(15:30)に決算を発表。21年2月期の経常利益(非連結)は前の期比29.9%減の20.4億円になり、連結決算に移行する22年2月期の同利益も前期非連結比8.5%減の18.7億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒北の達人の詳しい業績推移表を見る

■UUUM <3990>  1,773円  -143 円 (-7.5%)  本日終値
 14日に決算を発表。「6-2月期(3Q累計)経常が53%減益で着地・12-2月期も31%減益」が嫌気された。
 UUUM <3990> [東証M] が4月14日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比53.5%減の4億7400万円に大きく落ち込み、通期計画の7億9000万円に対する進捗率は60.0%にとどまり、4年平均の92.5%も下回った。
  ⇒⇒UUUMの詳しい業績推移表を見る

■バリュエンス <9270>  2,633円  -197 円 (-7.0%)  本日終値
 14日に決算を発表。「上期最終が赤字転落で着地・12-2月期は赤字拡大」が嫌気された。
 バリュエンスホールディングス <9270> [東証M] が4月14日大引け後(15:30)に決算を発表。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の連結最終損益は1.2億円の赤字(前年同期は3.6億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒バリュエンスの詳しい業績推移表を見る

■マネックスグループ <8698>  1,002円  -71 円 (-6.6%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 マネックスグループ<8698>が急落。14日に米ナスダック市場に米国の仮想通貨交換業大手のコインベースが株式上場(IPO)した。コインベースの株価は参考価格250ドルに対し52%高い381ドルで初値をつけた。その後、429.54ドルまで上昇し、時価総額は日本円換算で12兆円強まで膨らんだが、買い一巡後は伸び悩み初値を下回る328.28ドルで取引を終えた。コインベースの上場に伴う材料出尽くし感から、マネックスGには売りが膨らんだ。

■大塚ホールディングス <4578>  4,311円  -53 円 (-1.2%)  本日終値
 大塚ホールディングス<4578>が続落。SMBC日興証券は14日、同社株の目標株価を5500円から5400円に小幅に下方修正した。投資評価の「1」は継続した。新規抗精神病薬のレキサルティ(アジテーション)に関して中間解析結果から試験続行が決定した。試験の終了は22年前半の見込み。これに伴い、同証券では同薬の上市時期の予想を1年間遅延させた。この遅延は短期的にはネガティブだが、レキサルティの成功確率に対する見方は変わらないと同証券ではみている。

■環境管理センター <4657>  856円  +150 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 環境管理センター<4657>とイメージ ワン<2667>が連日ストップ高。東京電力福島第一原子力発電所にたまる100万トン以上の汚染水処理を巡る問題では社会的な関心も高く、両銘柄ともその関連株として物色人気が加速している。イメージワンは放射能除染や土壌・水浄化に関する技術開発を行う創イノベーション(東京都千代田区)との連携で、「ALPS処理水に含まれるトリチウムの分離技術」の共同実証試験を進めている。また、環境管理は福島第一原子力発電所事故を契機に放射能測定業務に積極展開しており、投資資金の攻勢を誘発し、両銘柄とも需給相場の様相を呈している。

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