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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、堅調な指標や決算を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,123.25(+5.25)
ナスダック100先物  13,813.25(+14.50)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは下げに転じたが、ダウは小幅ながら3日ぶりに反発し53ドル高の33730ドルで取引を終えた。長期金利が小幅に戻し、ハイテク株は売られやすい展開となった。ただ、新型コロナウイルス向けワクチン接種の進ちょくへの不安が短期的に和らぎ、前日までの売りは後退。また、金融大手が市場予想を上回る好業績を示し、これから本格化する企業決算への期待感が買いを後押しした。


本日は底堅い値動きか。ワクチン接種の不透明感が残り、買いは慎重になりやすい。ただ、今晩発表の小売売上高や新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数など主要経済指標は、前回から改善が見込まれる。特に、小売売上高が堅調となれば国内総生産(GDP)に反映するとの思惑で、早期正常化への期待が高まるだろう。また、シティ・グループやアルコア、ペプシコなどが好決算なら債券売り・株買いの手がかりとなりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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