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【市況】東京株式(大引け)=59円高と反発、一時3万円回復も伸び悩む

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場で日経平均株価は反発。ハイテク株などが買われ一時3万円を回復したが、利益確定売りに押され買い一巡後は伸び悩んだ。

 大引けの日経平均は前日比59円08銭高の2万9768円06銭。東証1部の売買高概算は11億2338万株。売買代金概算は2兆7555億3200万円となった。値上がり銘柄数は1293と全体の約59%、値下がり銘柄数は792、変わらずは105銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが57ドル高と続伸。米長期金利の低下を受け、買い先行で堅調だった。この日の東京市場も米国株高の追い風を受け、値を上げてスタート。半導体関連などハイテク株が牽引役となり、朝方に日経平均は300円を超す上昇で一時3万円を回復する場面があった。ただ、上値では利益確定売りが流入し、その後は上昇幅が縮小。後場にかけては伸び悩む展開となった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など半導体関連株が高い。ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>、エムスリー<2413>が値を上げた。ファナック<6954>やキーエンス<6861>、SMC<6273>も堅調だった。

 半面、ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>が安く、東芝<6502>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>、村田製作所<6981>が値を下げた。日本航空<9201>や住友金属鉱山<5713>、三井物産<8031>が軟調だった。

出所:MINKABU PRESS

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