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【材料】<動意株・8日>(前引け)=黒田精、買取王国、シュッピン

黒田精 <日足> 「株探」多機能チャートより
 黒田精工<7726>=上値追い。実質新年度入り相場となった3月30日以降、売り物を吸収し強力な上昇波を形成中だ。ここ売買代金はそれほど増加傾向を示しているわけではないが、22年3月期の業績回復期待を背景に継続的な実需買いが観測されている。精密金型や直動関連機器などを手掛け、電気自動車(EV)向けなどを含めた車載用モーター分野で実績が高いほか、同社が製造するボールねじが半導体製造装置向けに引き合い旺盛となっている。バイデン米政権が半導体サプライチェーン強化に乗り出す構えをみせるなか、商機が一段と高まるとの思惑が株高を後押ししている。

 買取王国<3181>=急伸し年初来高値を更新。7日取引終了後、21年2月期単独利益予想の増額修正と増配を発表したことが好感された。売上高は50億7500万円から48億9300万円(前の期比横ばい)に修正したが、営業利益は1億1300万円から1億2500万円(同15.7%増)、純利益は7300万円から1億200万円(同61.9%増)に見直した。コロナ禍の影響で主要商材ファッションが不調で売上高は予想を下回るが、店舗運営費用などが想定を下回り利益を押し上げる見通しだ。また、未定としていた前期配当は6円(前の期比1円増)とすることも明らかにした。

 シュッピン<3179>=急反発。1200円台まで上値を伸ばし、1カ月半ぶりに年初来高値更新となった。同社はカメラや時計などを中心に専門性の高い商材をネットや一部店舗を通じて販売しているが、足もとの業績は絶好調に推移している。7日取引終了後に発表した3月の売上高は前年同月比49%増と大幅な伸びとなり2カ月連続で前年実績を上回った。2月も11%の2ケタ伸長を示していた。これを評価する形で投資資金の流入を誘っている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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