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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 三栄建築、大有機、商船三井 (2日大引け後 発表分)

三栄建築 <日足> 「株探」多機能チャートより

 2日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 三栄建築 <3228>   ★上期経常を54%上方修正
 ◆21年8月期上期(20年9月-21年2月)の連結経常利益を従来予想の28億円→43億円に53.6%上方修正。増益率が2.7%増→57.7%増に拡大する見通しとなった。販売計画を調整した不動産販売事業の収益は計画を下回ったものの、コロナ禍で住宅需要が高まるなか、戸建分譲事業の販売が好調に推移したことが利益を押し上げた。

 大有機 <4187>   ★12-2月期(1Q)経常は39%増益で着地
 ◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の16.7億円に拡大して着地。電子材料事業でレジスト向け半導体材料やディスプレー向け材料が大きく伸びたほか、化成品事業では自動車塗料用や光学材料向け粘着剤用を中心に販売が回復したことが寄与。機能化学品事業で利益率の高い製品比率が増加したことも大幅増益につながった。

 不二越 <6474>   ★12-2月期(1Q)経常は19%増益で着地
 ◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比19.5%増の22.9億円に伸びて着地。設備投資の抑制や工具需要の回復遅れにより売上高は前年実績を下回ったものの、合理化・内製化による生産性向上やコスト削減の進展で採算が改善したことが寄与。円安による為替差損益の改善も大幅増益に貢献した。
  上期計画の28億円に対する進捗率は82.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 商船三井 <9104>   ★前期経常を26%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の950億円→1200億円に26.3%上方修正。増益率が72.4%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。旺盛な輸送需要と堅調な運賃市況を背景に、持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの業績が計画を大きく上回ったことが上振れの要因。

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