【材料】本日の注目個別銘柄:日創プ、バイク王、ストライクなど
前沢化成 <日足> 「株探」多機能チャートより
<7925> 前沢化成 1020 +60
大幅反発。株主優待制度の拡充、及び新制度の導入を発表、買い材料視される展開になった。新制度として「前澤化成工業プレミアム優待倶楽部」を導入、6月末、12月末時点で株式300株以上保有する株主を対象にして、株主優待ポイントを贈呈するとしている。2000点を超える商品の中から好きなものを自由に選ぶことができるようになる。300株保有株主には、6月末、12月末ともに3000ポイントを贈呈する。
<6199> セラク 1941 +109
大幅反発。NTTデータと協業、Salesforce導入企業に対する定着化支援を起点としたビジネス変革支援サービスを共同で立ち上げて、4月1日より提供を開始すると発表。同社ではこのサービスを含むカスタマーサクセスソリューション領域において、ビジネス変革人材を今後3年間で500名創出する。Salesforceを用いたサービス提供における業界リーダー企業との協業で、同分野の業容拡大を期待する動きへ。
<6264> マルマエ 1341 -37
伸び悩んで続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は4.2億円で前年同期比16.2%増益となり、ほぼ2月17日に上方修正した水準での着地となっている。半導体分野の受注好調などが好業績の背景に。ただ、通期予想は10.2億円、前期比13.8%増を据え置いている。今回は通期予想の上方修正も期待されていたとみられ、出尽くし感や多少の失望感などが優勢となっているもよう。
<8905> イオンモール 1925 -92
大幅反落。前日に業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来の300億円から343億円、前期比43.6%減にまで引き上げた。販促の効率化、WEB会議やテレワークなどの推進による業務効率向上でコスト削減が進んだ。ただ、第3四半期累計の営業利益は同45.5%減であったため、上方修正には大きなインパクトが生じていない。株価は足元の高値圏にあったため、目先の出尽くし感が先行する展開になったようだ。
<3440> 日創プ 783 -114
大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.4億円で前年同期比60.0%減益となっている。従来予想の3.8億円を下回る着地になっている。また、通期予想は従来の7.8億円から1.6億円にまで下方修正、下半期は赤字転落を見込んでいる。取引先が失注となった案件や着工遅延となっている案件が発生したことなどで、建設工事が減少するもよう。想定外の大幅下方修正にネガティブなインパクトが強まる形に。
<3377> バイク王 613 +58
大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表しており、買い材料視されている。上半期営業利益は従来予想の4億円から6億円、前年同期比4倍に、通期では8億円から10億円、前期比41.4%増にそれぞれ上方修正している。売り場改善による既存店の強化および通信販売の強化、高市場価値車輌の確保などが奏効する形になっている。第1四半期決算発表前の大幅上方修正にポジティブなサプライズが先行。
<6196> ストライク 4415 -470
大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業益は14.8億円で前年同期比4.5%減となった。第1四半期の同49.7%減から減益率は縮小したが、従来計画の18.2億円は下回った。大型案件の順調な成約が進み売上高は過去最高水準となったが、中小型案件の成約が伸びなかったほか、人件費や営業活動費用の増加などが響いた。上半期下振れを受け、変則決算となる通期計画の達成に不透明感なども強まる状況のようだ。
《ST》
提供:フィスコ