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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 グロースからバリュー株へのローテーションが継続


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 29650 +120 (+0.40%)
TOPIX先物 1955.0 +10.0 (+0.51%)
シカゴ先物 29625 +95
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 15日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックなど主要な株価指数が上昇。新型コロナワクチンの接種が進むなか、3月のニューヨーク連銀製造業景況指数が大きく上昇し、2018年以来の高水準となったことで、景気回復への期待感を一段と強める形となった。バイデン大統領が経済プログラムの財源の一部として増税を検討していると伝わり一時弱含む場面もみられたが、引けにかけては買い優勢の展開となっている。

 シカゴ先物清算値は大阪比95円高の2万9625円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万9530円で始まり、その後は概ね2万9550円~2万9600円辺りでの狭いレンジ取引となるなか、増税検討報道を受けて一時2万9410円まで下落する場面もみられた。しかし、米国市場の引けにかけての切り返しを受けて強含み、2万9650円とナイトセッションの高値で取引を終えている。

 本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行から始まることになろう。テクニカル面では5日移動平均線(2万9320円)、25日移動平均線(2万9406円)が支持線として意識されやすい。VIX指数は低下傾向が続いており、一時19.87と2月10日以来の水準まで下げたため、リスク選好寄りのスタンスになろう。また、米10年債利回りは1.6%台ではあるが、やや低下していることも安心感に繋がる。

 もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の動向を見極めたいとする模様眺めムードは強まりやすく、買い一巡後は次第にこう着感が強まる展開が想定される。また、米国市場でグロース株からバリュー株への資金ローテーションの流れが継続していることもあり、NT倍率の低下傾向は続きやすいだろう。短期的なトレードとしてはTOPIX先物買い、ヘッジ対応での日経225先物売りといった、若干ながらもNTショートといった形になりそうだ。


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