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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):楽天、Kudan、ファーマF

楽天 <日足> 「株探」多機能チャートより
■楽天 <4755>  1,545円  +300 円 (+24.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 楽天<4755>がストップ高。同社は前週末12日、日本郵政<6178>との資本・業務提携を発表しており、これを手掛かり材料に投資マネーが集中する格好となった。物流やモバイル分野など幅広い分野で協業する方針で、業容拡大期待が急速に高まった。同社が1500円台に乗せたのは2015年12月以来約5年3か月ぶりとなる。

■Kudan <4425>  4,635円  +635 円 (+15.9%) 一時ストップ高   本日終値
 Kudan<4425>が急伸。午前9時ごろ、米エヌビディア社(カリフォルニア州)のプリファードパートナーとして、「エヌビディアパートナーネットワーク(NPN)」に参画したと発表しており、これが好感された。NPNのプログラムは、パートナー企業がエヌビディア社のソリューションやプラットフォーム及び幅広い高度な技術を活用可能で、世界トップレベルのソリューションやサポートをエンドユーザーに提供できるよう支援することを目的としたもの。今回の参画により、Kudanはエヌビディア社との積極的な技術連携の構築を図るほか、NPNで高精度なSLAM(センサ情報から周辺環境マッピングと自己位置認識を同時にリアルタイムで行う技術)を提供しながら、組み込み技術として欠かせないSLAMソフトウェアとしてビジネス機会の更なる拡大を目指すとしている。

■エイチーム <3662>  1,651円  +220 円 (+15.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 エイチーム<3662>が大きく切り返しに転じている。同社はスマートフォン向けゲーム開発と比較情報サイトの運営を2本柱としている。前週末15日取引終了後に発表した21年7月期上期(20年8月~21年1月)の決算は最終利益が前年同期比5.8倍の7億4100万円と急拡大した。売上高の減少が響き営業利益段階では減益となったが、投資有価証券売却益を計上したことが最終利益を押し上げた。また同日、発行済み株式数(自社株を除く)の5.06%に相当する100万株、12億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。買い入れ株数上限が5%強と高水準で、これを評価する買いを呼び込んだ。

■ファーマフーズ <2929>  3,155円  +254 円 (+8.8%)  本日終値
 ファーマフーズ<2929>が後場一段高。午後1時ごろ、三洋化成工業<4471>と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視された。両社が注力分野としている化粧品、医薬品などの研究開発及び販売において、収益拡大を図るのが狙い。具体的には、ファーマFの善玉菌で頭皮環境を改善するシャンプー「ニューモ Vactoryシャンプー」をはじめとする製品向け原料の共同開発と三洋化成による原料の生産や、ファーマFのニワトリ由来ヒト化抗体作製技術「ALAgene technology(アラジン テクノロジー)」及び三洋化成の医薬品用ポリエチレングリコールを用いた高分子修飾技術などの融合による医薬品開発を進めるという。また、両社はそれぞれ総額2億円を目安により株式を取得するとしている。

■丹青社 <9743>  935円  +65 円 (+7.5%)  本日終値
 丹青社<9743>が急反発。12日の取引終了後、24年1月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、売上高840億円、営業利益58億円と来期以降の急回復を目指すとしたことが好感された。都市再開発、大阪・関西万博、IR(統合型リゾート)計画の周辺事業による需要などを取り込み、コロナ禍で傷んだ業績を回復させるとしている。同時に発表した20年1月期決算は、売上高692億2500万円(前の期比15.2%減)、営業利益50億4900万円(同11.1%減)だった。なお、22年1月期の業績予想は、売上高680億円(前期比1.8%減)、営業利益20億円(同60.4%減)を見込んでいるものの、当面の悪材料出尽くしとの見方も出ているようだ。

■スマレジ <4431>  5,290円  +340 円 (+6.9%)  本日終値
 12日に決算を発表。「11-1月期(3Q)経常は36%増益」が好感された。
 スマレジ <4431> [東証M] が3月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比16.5%減の5億9100万円に減り、通期計画の6億7800万円に対する進捗率は前年同期の94.3%を下回る87.2%にとどまった。
  ⇒⇒スマレジの詳しい業績推移表を見る

■新光商事 <8141>  845円  +48 円 (+6.0%)  本日終値
 新光商事<8141>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末12日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を900億円から1000億円(前期比1.6%減)へ、営業利益を6億円から13億円(同19.3%減)へ、純利益を3億8000万円から9億円(同27.2%減)へ上方修正したことが好感された。主要分野である自動車電装機器関連や産業機器関連の急速な需要の回復が要因としている。

■東建コーポレーション <1766>  9,940円  +550 円 (+5.9%)  本日終値
 東建コーポレーション<1766>が大幅反発。前週末12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年5月~21年1月)連結決算が、売上高2310億2200万円(前年同期比3.6%減)、営業利益108億6700万円(同28.5%増)、純利益79億4300万円(同36.6%増)と大幅増益となり、通期計画の営業利益を上回ったことが好感された。新設住宅着工戸数、新設貸家着工戸数がともに弱含むなか、売上高は減収となったものの、販管費の抑制が奏功した。なお、21年4月期通期業績予想は、売上高3082億3600万円(前期比4.7%減)、営業利益107億1000万円(同16.5%減)、純利益77億2200万円(同10.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■沖電気工業 <6703>  1,202円  +66 円 (+5.8%)  本日終値
 沖電気工業<6703>が大幅続伸。13日付の日本経済新聞朝刊で、「OKI子会社のOKIエンジニアリング(東京・練馬)は2021年度中にも、次世代の『全固体電池』を搭載した電子基板や小型家電の故障解析サービスを始める」と報じられたことが好材料視された。記事によると、内部構造や電気的な性能を診断し、不良の原因を調べるという。スマートウオッチや小型家電などでの普及が見込まれるなか、品質管理現場での需要を取り込むとしている。

■シーイーシー <9692>  1,550円  +85 円 (+5.8%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は3%増益へ」が好感された。
 シーイーシー <9692> が3月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期の連結経常利益は前の期比14.7%減の51.5億円になったが、22年1月期は前期比2.8%増の53億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒シーイーシーの詳しい業績推移表を見る


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