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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 鎌倉新書、アイモバイル、EIZO (11日大引け後 発表分)

鎌倉新書 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 鎌倉新書 <6184>   ★今期経常は2.7倍増益へ
 ◆21年1月期の連結経常利益は前の期比66.4%減の2.6億円に落ち込んだものの、続く22年1月期は前期比2.7倍の7.2億円にV字回復する見通しとなった。今期はコロナ禍で大きなマイナス影響を受けたお墓・仏壇事業、葬祭事業の回復基調が継続するほか、相続事業をはじめとする新規事業の収益成長を見込む。
  併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を1円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

 大盛工業 <1844> [東証2]  ★上期経常を2.8倍上方修正
 ◆21年7月期上期(20年8月-21年1月)の連結経常利益を従来予想の8800万円→2億4200万円に2.8倍上方修正。減益率が76.6%減→35.6%減に縮小する見通しとなった。建設工事が計画より進んだことに加え、不動産事業で利益率の高い不動産物件の販売が前倒しとなったことが収益を押し上げた。

 フマキラー <4998> [東証2]  ★今期経常を3期ぶり最高益に32%上方修正、配当も2円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→33.1億円に32.4%上方修正。増益率が23.7%増→63.8%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。巣ごもり需要や好天を背景に主力の殺虫剤の出荷が増加したほか、ウイルス対策として除菌剤関連商品も伸びたことが寄与。海外子会社の収益伸長に加え、想定以上に円安が進行したことも上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→22円(前期は20円)に増額修正した。

 アイモバイル <6535>   ★上期経常は59%増益・通期計画を超過
 ◆21年7月期上期(20年8月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比59.4%増の25.8億円に拡大して着地。ふるさと納税制度の認知度向上やテレビCMなどの販促効果を背景に「ふるなび」の受付寄付金額が大きく伸びたことが寄与。効率的な広告出稿による新規顧客獲得でアプリ運営事業の収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。
  通期計画の25億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 EIZO <6737>   ★今期経常を24%上方修正、配当も5円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の66億円→82億円に24.2%上方修正。増益率が横ばい→24.3%増に拡大する見通しとなった。海外は欧州を中心に堅調な販売が継続し、国内も期末にかけて販売増加を見込む。また、アミューズメント市場向けは新規則機への入れ替えが進むなか、新機種の販売が伸びる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の110円→115円(前期は110円)に増額修正した。

 はせがわ <8230>   ★今期経常を89%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の4億5000万円の黒字→8億5000万円の黒字(前期は9億5100万円の赤字)に88.9%上方修正した。新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響が想定より限定的で、仏壇仏具事業・墓石事業が堅調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。販管費の抑制も上振れにつながる。
  同時に、従来未定としていた期末一括配当は2円(前期は3.75円)実施する方針とした。

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