【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 内田洋、アルチザ、シルバライフ (4日大引け後 発表分)
内田洋 <日足> 「株探」多機能チャートより
4日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
内田洋 <8057> ★今期経常を一転5%増益・最高益に上方修正、配当も30円増額
◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の65億円→82億円に26.2%上方修正。従来の17.0%減益予想から一転して4.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。政府の大型補正予算による文部科学省「GIGAスクール構想」関連が好調に推移するほか、コロナ禍でも順調な民間市場のICT需要を取り込む計画。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の90円→120円(前期は120円)に大幅増額修正した。
ザッパラス <3770> ★5-1月期(3Q累計)営業は25倍増益・通期計画を超過
◆21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の連結営業利益は前年同期比25倍の1億7300万円に急拡大して着地。メディアで注目された占い師のコンテンツを中心に広告宣伝費を投下し、モバイルサービスの収益が拡大したことが寄与。
通期計画の1億6000万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
ウチダエスコ <4699> [JQ] ★今期経常を31%上方修正
◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17億円に30.8%上方修正。減益率が24.3%減→1.0%減に縮小する見通しとなった。ICTサービス事業でGIGAスクール構想に関連する案件などの受注が想定以上に好調で、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
日ヒュム <5262> ★今期経常を2%上方修正、配当も6円増額
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→25億円に2.0%上方修正。減益率が7.3%減→5.4%減に縮小する見通しとなった。持ち分法投資利益が増加することなどが上振れの背景。
併せて、会社創立95周年記念配当5円と普通配当1円を上積みする形で、期末一括配当を従来計画の19円→25円(前期は19円)に大幅増額修正した。
エスティック <6161> [東証2] ★今期経常を33%上方修正、配当も15円増額
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→10.1億円に33.0%上方修正。減益率が56.4%減→42.1%減に縮小する見通しとなった。米国や中国向けを中心に自動車用ネジ締め工具などの販売が回復することが収益を押し上げる。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の42円→57円(前期は97円)に大幅増額修正した。
アルチザ <6778> [東証2] ★上期経常が3.2倍増益で着地
◆21年7月期上期(20年8月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の6億6900万円に急拡大して着地。主力のモバイルネットワークソリューションで5G向け製品の販売が拡大したほか、前期から開始した基地局メーカー向けのテストサービスも伸び、51.0%の大幅増収を達成したことが寄与。
1日に上方修正した通期計画の7億6000万円に対する進捗率は88.0%に達しており、一段の業績上振れが期待される。
新家工 <7305> ★今期経常を2倍上方修正
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→6億円に2.0倍上方修正。減益率が79.5%減→59.0%減に縮小する見通しとなった。普通鋼製品が自動車関連や物流倉庫などの物件向けで需要が増加することが寄与。
併せて、従来未定としていた今期の年間配当は65円(前期は65円)実施する方針とした。
電響社 <8144> [東証2] ★今期配当を5円増額修正
◆21年3月期の年間配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。特別配当5円を実施する。
シルバーライフ <9262> ★上期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆21年7月期上期(20年8月-21年1月)の経常利益(非連結)を従来予想の5.1億円→6.7億円に31.6%上方修正。増益率が4.9%増→38.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。昨年出店したFC加盟店が順調に売上高を伸ばしたことが寄与。新工場の稼働が遅れたことに加え、工場製造限界に伴い冷凍弁当の直販を抑えるため、広告宣伝費と販売促進費を削減したことも上振れの要因となった。
きんえい <9636> [東証2] ★前期経常を一転黒字に上方修正
◆21年1月期の経常損益(非連結)を従来予想の1000万円の赤字→1億2600万円の黒字(前の期は2億2400万円の黒字)に上方修正。シネマ・アミューズメント事業の売上高が想定以上に改善したことなどが上振れの要因。
併せて、従来未定としていた期末一括配当は10円(前の期は10円)実施する方針とした。
株探ニュース