【特集】「2021年のIPO」が17位にランクアップ、今年もIPO市場は活発<注目テーマ>
QDレーザ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 アンモニア
2 半導体
3 旅行
4 仮想通貨
5 再生可能エネルギー
6 デジタルトランスフォーメーション
7 2020年のIPO
8 電気自動車関連
9 人工知能
10 グローバルニッチ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2021年のIPO」が17位にランクアップしている。
今年もIPOが本格的にスタートし、2月は5日にマザーズ市場に上場したQDレーザ<6613>を皮切りに7社が上場。3月は13社の新規上場が予定されるなど、IPO市場が活発化してきたことが背景にあるようだ。25日までに上場した各銘柄とも出だしは順調で、19日に上場し、自社開発した人工知能(AI)を使い、ウェブサイトのアクセス解析・改善提案を行う「AIアナリスト」などを展開するWACUL<4173>は公開価格の4.4倍にあたる4645円で初値をつけたほか、QDレーザ、アールプランナー<2983>も初値は公開価格の2倍以上となる好スタートを切った。更に25日にジャスダック・スタンダード市場に上場したアピリッツ<4174>は、初日はカイ気配のまま取引を終え、午前の取引が終わった時点でまだ初値がついてない。
今年に入り、全般相場が好調に推移し、日経平均株価は約30年6カ月ぶりに3万円台を回復したが、ここにきて伸び悩んでいる。代わって上値に対するしこりが少なく値動きの軽いIPOへの関心が高まっており、こうしたことがテーマとしての「2021年のIPO」へ注目を高める形となっている。
この日の関連銘柄の動きは、アクシージア<4936>が3日ぶりに反発している半面、全般相場の急落もあってQDレーザ、アールプランナー、WACULは軟調な動きとなっている。なお、きょうジャスダック・スタンダード市場に上場の室町ケミカル<4885>は午前11時23分に公開価格を604円(73.7%)上回る1424円で初値をつけ、マザーズ上場のcoly<4175>はまだ初値が形成されていない。
出所:MINKABU PRESS