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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 三桜工、オプティム、オープンH (12日大引け後 発表分)

三桜工 <日足> 「株探」多機能チャートより

 12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 三桜工 <6584>   ★今期経常を5.5倍上方修正、配当も8円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→33億円に5.5倍上方修正。減益率が87.3%減→30.2%減に縮小する見通しとなった。直近10-12月期の自動車生産台数が想定よりも力強く回復していることに加え、固定費削減などの構造改革効果も利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の7円→15円(前期は17円)に大幅増額修正した。

 オープンH <3288>   ★今期経常を一転7%増益・最高益に上方修正、配当も12円増額
 ◆21年9月期の連結経常利益を従来予想の700億円→825億円に17.9%上方修正。従来の9.5%減益予想から一転して6.6%増益を見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。連結子会社化したプレサンスコーポレーション <3254> の業績を9ヵ月分算入したことが上振れの要因となる。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の88円→100円(前期は80円)に増額修正した。

 オプティム <3694>   ★今期経常を78%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円(予想レンジ中値)→21.5億円(同)に77.8%上方修正。増益率が4.7倍→8.3倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。「Optimal Biz」など利益率の高いライセンス売上が好調に推移していることに加え、今期から「OPTiM Cloud IoT OS」を中心としたソフトウェア資産計上を開始していることなども寄与する。

 日本一ソフト <3851> [JQ]  ★非開示だった今期経常は87%増で3期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の7.5億円に急拡大して着地。外出自粛でゲーム需要が増加するなか、国内パッケージタイトルとして「ボク姫PROJECT」「少女地獄のドクムス〆」「夜、灯す」「MAD RAT DEAD」「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」などを投入したことが寄与。
  併せて、非開示だった通期の同利益予想は前期比87.2%増の9.1億円と3期ぶりに最高益を更新する見通しを示した。

 チエル <3933> [JQ]  ★今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も0.5円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の3億6000万円→5億円に38.9%上方修正。増益率が53.8%増→2.1倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。GIGAスクール構想の「校内通信ネットワークの整備」事業の入札で、無線LAN最適化ソリューション「Tbridge」の引き合いが強く、情報基盤部門の収益が想定以上に拡大することが寄与。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→2.5円(前期は1→2の株式分割前で4円)に増額修正した。

 Eストアー <4304> [JQ]  ★今期経常を一転90%増益に上方修正・8期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9.2億円に急拡大して着地。DX投資の高まりや巣ごもり需要を背景に、ECシステム構築と決済機能提供が好調だったほか、買収した2社の業績上積みなども寄与し、売上高、経常利益ともに倍増を達成した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の4.5億円→10億円に2.2倍上方修正。従来の12.7%減益予想から一転して90.1%増益を見込み、一気に8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 ロジザード <4391> [東証M]  ★今期経常を一転29%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆21年6月期の連結経常利益を従来予想の1億4800万円→3億2200万円に2.2倍上方修正。従来の40.6%減益予想から一転して29.3%増益を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。コロナ禍における企業のEC強化で倉庫の在庫管理システムへのニーズが高まるなか、クラウドサービスの新規アカウント獲得が進み、月額利用料収入が伸びる。また、テレワークによる交通費などの低減も上振れにつながる。

 ライトアップ <6580> [東証M]  ★今期経常を50%上方修正、株式分割実施も発表
 ◆21年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.4倍の2.3億円に急拡大して着地。コロナ禍で公的支援制度の活用ニーズが高まるなか、「Jエンジン」領域のコンサルティング受注が増加したことが寄与。共同開催していた経営支援セミナーを単独・オンライン化したことによるコスト削減も大幅増益につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の4億円→6億円(予想レンジ中値)に49.5%上方修正。増益率が57.8%増→2.4倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  同時に、3月末現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。また、株主優待制度を新設することも明らかにした。

 リバーエレク <6666> [JQ]  ★今期経常を33%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の3億7600万円の黒字→5億円の黒字(前期は800万円の赤字)に33.0%上方修正。小型音叉型水晶振動子を中心にスマートフォン関連向け製品が好調に推移することが利益を押し上げる。

 ダイヤHD <6699>   ★今期経常を一転7倍増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の0.8億円→10億円に13倍上方修正。従来の44.1%減益予想から一転して7.0倍増益見通しとなった。エネルギーソリューション事業で住宅向け蓄電ハイブリットシステムや新規OEM品の販売が好調なうえ、自動車機器事業でもコロナ禍で落ち込んだ需要が想定以上のペースで回復していることが上振れの背景となる。

 大真空 <6962>   ★今期経常を44%上方修正、未定だった配当は15円増配
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→13億円に44.4%上方修正。増益率が2.6倍→3.8倍に拡大する見通しとなった。車載向けの受注回復に加え、5Gスマートフォンの立ち上がりやテレワークの拡大を背景に、水晶デバイスの販売が想定より伸びることが寄与。
  業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は35円(前期は20円)実施する方針とした。

 アルファP <9467> [東証M]  ★今期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の17億円→21億円に23.5%上方修正。増益率が16.4%増→43.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。各電子ストアで実施したキャンペーンや作品露出の強化などが奏功し、電子書籍販売が大幅に増加したことに加え、漫画ジャンルでライトノベルヒット作のコミカライズが好調に推移していることが上振れの要因。

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