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【材料】ブラザーが21年3月期業績予想の増額修正を発表

ブラザー <日足> 「株探」多機能チャートより
 ブラザー工業<6448>が3日取引終了後、21年3月期業績予想の増額修正を発表した。売上収益は6000億円から6250億円(前期比1.9%減)に修正したほか、営業利益は535億円から685億円(同1.7%増)、純利益は400億円から510億円(同2.9%増)に見直した。販管費の減少や第3四半期における主にプリンティング・アンド・ソリューション(P&S)事業、パーソナル・アンド・ホーム(P&H)事業における想定を上回る好調さを受け、業績見通しを修正した。P&S事業では、在宅勤務の広がりでプリンター・複合機の需要が伸びているほか、P&H事業では家庭用ミシンの販売が好調に推移している。また、今期期末配当は27円で年54円を見込んでいたが、同社では連結配当性向35%を目安としているため今回の業績増額修正により未定に見直した。同社では、著しい業績低迷時を除き、年60円を配当の下限水準としている。

出所:MINKABU PRESS

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