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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):AFC-HD、データアプリ、量子コンピューター関連

AFC-HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■AFC-HD <2927>  1,083円  +112 円 (+11.5%) 一時ストップ高   本日終値
 AFC-HDアムスライフサイエンス<2927>は一時ストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。午前11時ごろ、21年8月期の連結業績予想について、売上高を160億円から174億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を11億円から16億円(同46.4%増)へ、純利益を7億2000万円から10億5000万円(同55.3%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各10円の年20円を予定していた配当予想を中間・期末各12円50銭の年25円に引き上げたことが好感された。第1四半期決算において、躍進した海外部門を筆頭に、主なOEM事業、通販事業、医薬品事業の売上高が計画を上回る水準で推移したことに加えて、第2四半期も、引き続き好調を維持したことが要因としている。なお、年間配当は前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。

■データアプリ <3848>  1,810円  +170 円 (+10.4%) 一時ストップ高   本日終値
 データ・アプリケーション<3848>が急騰。19日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を19億3500万円から20億円(前期比6.9%減)へ、営業利益を1200万円から1億6000万円(同56.2%減)へ、純利益を1600万円から1億1700万円(同56.2%減)へ上方修正したことが好感された。サブスクリプション型売り上げの伸長や期間限定ライセンスが計画を上回っていることに加えて、作業の内製化による外注費の削減や顧客動向変化に伴う旅費交通費や出張転勤費の未消化、計画していたイベントの延期などによる広告宣伝費の未消化が利益押し上げに寄与した。

■YKT <2693>  325円  +22 円 (+7.3%)  本日終値
 YKT<2693>、テラスカイ<3915>、フィックスターズ<3687>など量子コンピューター関連に位置づけられる銘柄に買いが集まっている。IoT社会の進展で世界的にデータセンターの増設需要が急増し、つれて半導体の高集積化ニーズが高まっているが、一方でスーパーコンピューターと比較しても桁違いの計算速度を持つ量子コンピューターがビジネス分野で実装され始めている。同分野で業界を先駆するカナダのDウェーブ社は、フィックスターズと提携関係にあるほか、デンソー<6902>などを顧客に持つなど日本との関わりを深めている。米国では一昨年にグーグルが「量子超越」を実証した経緯があるが、今後日本でも研究開発が加速する可能性が高まっている。

■東京製綱 <5981>  1,099円  +59 円 (+5.7%)  本日終値
 東京製綱<5981>が大幅高で3連騰。ワイヤーロープの最大手で橋梁や超高層ビルのエレベーター用で高い実績を誇る。足もとの業績は厳しく20年3月期は無配に転落したが、株価面では織り込みが進んだ。ここ数年来の業績不振でファンド系資金など機関投資家の保有が減少し、株式需給面から上値が軽くなった。一方で、信託口を経由した株主構成の変化に思惑がある。同社の独自研究によって開発された世界唯一の炭素繊維複合材ケーブルが注目されている。既に米バージニア州のハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業に採用された実績を持ち、今後の需要獲得が期待されている。

■fonfun <2323>  601円  +32 円 (+5.6%)  本日終値
 fonfun<2323>は大幅高。同社は20日、子会社が医療機関向けにSMS送信サービス「fonfunSMS(フォンファン エスエムエス)」をSMS送信費用のみで利用できる支援措置(スポット配信)を実施すると発表しており、今後の業容拡大への期待感から反発した。SMS送信費用は1通につき10円で、固定費用はかからないという。実施期間は1~3月としている。

■カイオム <4583>  262円  +9 円 (+3.6%)  本日終値
 カイオム・バイオサイエンス<4583>は大幅反発。19日の取引終了後、がん治療用候補抗体CBA-1535に関して米国における特許査定を取得したと発表しており、これが好感された。同特許は現在、欧州、中国などで特許出願中であり、これまでに日本及び英国で特許が成立している。また、あわせて治験薬製造の準備を進めており、21年後半以降の治験申請を目標としているという。

■ミナトホールディングス <6862>  509円  +15 円 (+3.0%)  本日終値
 ミナトホールディングス<6862>が大幅高。半導体のメモリーモジュールなどを主力とする電子機器メーカーで、世界的な半導体需給の逼迫を背景に収益機会が広がるとの見方が株価を強く刺激している。また、ここ大手電子部品株が軒並み上値指向を強めており、そのなか太陽誘電<6976>は証券会社の目標株価引き上げ効果などもあって連日の新高値に買われる人気となっている。ミナトHDは昨年12月に太陽誘電と販売代理店契約を締結しており、勝ち組との提携が株価上昇を後押しする形となっている。

■スペースマーケット <4487>  788円  +21 円 (+2.7%)  本日終値
 スペースマーケット<4487>が続伸。午後2時ごろ、大東建託<1878>と共同で、東京都渋谷区代々木にレンタルスペース「.room(ドットルーム)代々木」をオープンしたと発表しており、これが好材料視された。スペースマとと大東建は19年7月に業務提携し、第1弾施策として同年11月にレンタルスペース「.room五反田(品川区五反田)」を共同で開発し、スペースマーケットを通じて貸し出しを行っている。「.room代々木」は業務提携の第2弾施策で、コロナ禍で需要が拡大するYouTubeや動画の撮影、テレワークなど働く場所としての利用を想定し、より多用途に利用できるスペースとなっているという。

■多摩川ホールディングス <6838>  2,330円  +59 円 (+2.6%)  本日終値
 多摩川ホールディングス<6838>が続伸。ここ半導体関連や電子部品株が強い動きをみせているが、その背景には世界的に5G基地局投資や5G対応スマートフォンの量産計画が進んでいることがある。アンリツ<6754>が14連騰するなど、5Gをテーマとした物色の流れを浮き彫りにしており、5G用通信関連機器の需要獲得が進む同社株もその対象として浮上している。業績は20年3月期営業利益が前の期比5.3倍の8億500万円と急拡大したが、コロナ禍にあって21年3月期も営業利益6%増の8億5000万円予想と成長トレンドを維持する見通し。

■アドベンチャー <6030>  3,845円  +70 円 (+1.9%)  本日終値
 アドベンチャー<6030>が続伸。19日の取引終了後、運営する「skyticket」が、航空会社グループのルフトハンザグループと航空券の新流通規格「NDC」でのシステム連携の契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。「skyticket」は、32カ国言語対応の国内・海外航空券を提供する航空券予約販売サイト。今回のルフトハンザドイツ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、オーストリア航空、ブリュッセル航空からなるルフトハンザグループとのNDC接続により、迅速な航空券料金や空席状況の確認及び利用客のニーズに合わせたアンシラリーサービス(手荷物など)の提供が可能になるとしている。なお、同件による業績への影響は、現時点では軽微としている。

●ストップ高銘柄
 大谷工業 <5939>  6,370円  +1,000 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 トランスジェニック <2342>  649円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 24セブン <7074>  1,118円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 ソレキア <9867>  7,960円  +1,000 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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