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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ファストリ、三菱UFJ、村田製

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■松竹 <9601>  14,910円  +250 円 (+1.7%)  本日終値
 松竹<9601>がしっかり。午後2時ごろ、21年2月期の連結業績予想について、売上高を484億円から517億5000万円(前期比46.9%減)へ、営業損益を108億6000万円の赤字から86億3000万円の赤字(同46億400万円の黒字)へ、最終損益を175億3000万円から142億9000万円(同24億2000万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。映像関連事業で、同社配給作品の「事故物件 恐い間取り」や「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が興行収入20億円を超える大ヒットとなったほか、映画興行も「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の記録的なヒットにより想定以上の成績を上げたことが要因という。なお、未定としていた期末一括配当は無配にするとしている。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高367億2300万円(前年同期比50.2%減)、営業損益37億3200万円の赤字(前年同期38億4000万円の黒字)、最終損益98億2700万円の赤字(同22億7500万円の黒字)だった。

■ファーストリテイリング <9983>  93,660円  +1,530 円 (+1.7%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が一時2800円を超える急騰をみせ、9万5000円近くまで上昇し上場来高値を大幅に更新した。日経平均株価は先物主導で後場上げ足を加速し、上げ幅が500円を超えた。バイデン次期米政権が打ち出す追加経済対策が2兆ドル規模と報じられ、これがアルゴリズム売買による買いを呼び込み、全体指数の上昇を助長する形となった。そのなか、日経平均寄与度の特に高い同社株の上昇が際立つ。同社株1銘柄で日経平均を100円以上押し上げる格好となった。

■日経レバ <1570>  31,500円  +450 円 (+1.5%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が5連騰で上場来高値を連日更新している。きょうは1100円高の3万2150円まで上値を伸ばす場面があった。日経平均株価に連動するETFでボラティリティが高いのが特徴。日経平均の値動きに対し2倍の変動率となるように基本設定されている。ここにきて、日経平均株価は上げ足を加速、きょうは取引開始時に利益確定売りで軟調なスタートとなったものの、寄り後すぐに買い板が厚くなり、先物を絡め急速に上値を追う地合いに変化した。日経レバは買い残が急減する一方、売り残が増勢で直近の信用倍率は0.47倍と大幅に売り長。また、日証金では更に需給がタイトで逆日歩が外れない状態にあり、踏み上げ相場の様相にある。

■S Foods <2292>  3,570円  +50 円 (+1.4%)  本日終値
 S Foods<2292>が7連騰し、連日で昨年来高値を更新。13日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、営業利益を80億円から118億円(前期比10.2%増)へ、純利益を72億円から92億円(同41.3%増)へ上方修正し、営業利益を減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。売上高は3300億円(同6.2%減)の従来見通しを据え置いたものの、新型コロナウイルス感染症の影響による家庭需要の高まりから、小売店向け販売が堅調に推移したことが利益を押し上げるという。なお、第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高2426億9400万円(前年同期比7.0%減)、営業利益94億7600万円(同30.6%増)、純利益84億8100万円(同2.0倍)だった。

■三菱UFJ <8306>  501.1円  +5.4 円 (+1.1%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が6日続伸と上値追い態勢にあり、507円台まで上値を伸ばした。同社株は昨年3月初旬のコロナショックによる株価急落途上でフシ目とみられていた500円台を割り込んだが、それ以来約10カ月ぶりの回復となった。米長期金利の上昇が顕著で米国事業の運用環境改善に期待が高まっている。国内トップのメガバンクにもかかわらずPBRが0.4倍弱の水準で5%近い配当利回りも見直し要因となっている。売買代金も東証1部上場企業のなかでベスト5にランクインするなど市場の注目度は高い。

■科研製薬 <4521>  4,145円  +40 円 (+1.0%)  本日終値
 科研製薬<4521>は小反発。13日の取引終了後、ニューマブ・セラピューティクス(ニューマブ社、スイス)と、アトピー性皮膚炎を対象に新規多重特異性抗体医薬候補物質「NM26-2198」に関して、ライセンス及び共同開発契約を締結したと発表した。同契約締結によって、「NM26-2198」の日本、韓国、中国(香港含む)、台湾、シンガポールでの販売権を取得したという。また、この医薬候補物質を両社で共同開発し、これによりニューマブ社が製品の事業化に成功した場合、同社は支払った研究開発費に基づき、ニューマブ社から一定額までの対価を受け取るとしている。

■村田製作所 <6981>  10,255円  +85 円 (+0.8%)  本日終値
 村田製作所<6981>、TDK<6762>など電子部品株が上値指向を強めている。コロナ禍にあってもセラミックコンデンサーをはじめ電子部品需要は旺盛で、高速通信規格5Gに対応したスマートフォンの生産がグローバルベースで拡大するなか、大手電子部品メーカーの収益に追い風が意識されている。また、米アップルの「iPhone12」は過去前例のないほどの買い替えサイクルになるとの見方もあり、トップサプライヤーである村田製をはじめ電子部品セクターの株価見直し機運が高まっている。

■ツガミ <6101>  1,655円  +11 円 (+0.7%)  本日終値
 ツガミ<6101>、オークマ<6103>など工作機械株の上昇が目立つ。工作機械需要は経済改善の進む中国など海外での需要が復調している。日本工作機械工業会が前日発表した12月の工作機械受注額は前年同月比8.7%増の979億円と2カ月連続で前年比プラスとなった。世界的なクリーンエネルギーへのシフトが進展するなか、風力発電関連の受注獲得が寄与したとみられている。ツガミ、オークマともに昨年11月下旬につけた昨年来高値更新を目前に捉えている。

■ディップ <2379>  2,314円  -309 円 (-11.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 13日に決算を発表。「今期最終を66%下方修正」が嫌気された。
 ディップ <2379> が1月13日大引け後(15:30)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終利益は前年同期非連結比98.7%減の0.9億円に大きく落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の18.5億円→6.2億円(前期非連結は100億円)に66.2%下方修正し、減益率が81.5%減→93.8%減に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ディップの詳しい業績推移表を見る

■パソナグループ <2168>  2,029円  -201 円 (-9.0%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 パソナグループ<2168>はカイ気配スタートで始まったものの、寄り後に大きく売られる波乱展開となった。8日につけた2277円を上抜き昨年来高値を更新した直後に利益確定売りが噴出した。同社は人材派遣大手で官公庁の業務受託でも実績が高い。13日取引終了後に発表した21年5月期上期(20年6~11月)の営業利益は前年同期比2.8倍の108億200万円と急拡大。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で人材派遣ビジネスには逆風となったが、BPOサービスの伸びが顕著で全体収益を押し上げた。これを受けて、21年5月期通期の業績予想も大幅増額、営業利益は100億円から150億円に1.5倍に上方修正しており、前期比4割超の増益で3年連続の過去最高益更新となる。ただ、株価は事前に好決算を織り込む形で年初から戻り足を形成しており、決算発表で目先材料出尽くしとみた売りがかさんだ。

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