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【市況】米国株見通し:買い先行か、大型追加対策と金融緩和を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)
S&P500先物      3,811.38(+7.63)
ナスダック100先物  12,965.62(-6.63)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏で推移し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは続伸したが、ダウは8ドル安の31060ドルと小反落で取引を終えた。バイデン次期政権による追加経済対策への期待感から買いが先行し、全般的に指数を押し上げた。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からは目先の回復に慎重な見方が相次ぎ、金融緩和の長期化観測も買いを支援。ただ、株価は過去最高値圏で推移し、政治情勢の混乱を背景とした利益確定売りが一段の上昇を阻止した。


本日も買い先行の見通し。新政権による追加経済対策は想定を上回る2兆ドル規模との報道が好感され、幅広い買いを集めそうだ。また、本日発表された中国の貿易統計の改善で世界経済の回復期待も、投資家心理を強気にさせるだろう。一方、パウエルFRB議長が今晩の講演で緩和的な金融政策の長期化について言及する可能性から、引き続き買いを後押ししよう。ただ、トランプ大統領の弾劾訴追に関連し、政治情勢の混迷を嫌気した売りは根強いとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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