日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
5日の東京株式市場は、売り優勢の地合いとなり日経平均は続落しそうだ。前日の米国株市場では主要株3指数がいずれも大きく水準を切り下げ、NYダウは一時700ドルを超える下落となった。その後は下げ渋ったものの、新型コロナ感染拡大が再び加速していることや、5日のジョージア州の上院選2議席の決選投票を控え買いポジションを低める動きが表面化した。この流れを引き継いで東京市場でも主力株をはじめリスクを回避する売り圧力が強まりそうだ。7日にも緊急事態宣言の発令が見込まれることも買い手控えムードを募らせる。ただ、前日に日経平均が米株市場に先んじて180円強下げていることは緩衝材となる。下値では日銀のETF買いの思惑があるほか、内外機関投資家の押し目買いや空売り筋の買い戻しなども想定され、下げ幅は限られそうだ。2万7000円台は維持できる公算が大きい。
4日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比382ドル59セント安の3万223ドル89セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同189.835ポイント安の1万2698.447だった。
日程面では、20年12月のマネタリーベース、12月の新車・軽自動車販売台数など。海外では12月の独失業率、12月の米ISM製造業景況感指数、米ジョージア州の上院選決選投票など。
出所:
MINKABU PRESS