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【市況】株価指数先物【昼のコメント】後場は日銀のETF買い入れが下支え、2万7000円近辺での押し目買い意欲は強そう


 日経225先物は11時30分時点、前日比160円安の2万7310円(-0.58%)前後で推移している。寄り付きは2万7600円とシカゴ先物清算値(2万7510円)を上回って始まると、一時2万7660円まで上昇する場面がみられた。菅首相が11時からの年頭会見において新型コロナウイルスの感染対策を表明すると伝わると、緊急事態宣言への警戒感から急速に値を下げる展開となり、前場半ばには一時2万7010円まで下げ幅を広げたが、その後、前引けにかけて下げ幅を縮めている。

 前引けのTOPIXは0.66%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れがあるだろう。東証1部の売買高は5億4000万株と薄商いのなか、ETF買い入れによる需給面での下支え効果はありそうだ。ただし、戻りの鈍さが意識されるようだと改めて売り直されやすい点は意識しておく必要がありそうそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で15.27まで上昇する場面がみられており、指数寄与度の大きいエムスリー <2413> などコア銘柄の一角が日経平均株価を下支えしており、2万7000円近辺での押し目買い意欲は強そうである。

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