【特集】10万円以下で買える、高ROE＆低PER 21社【東証1部】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証1部上場企業では704社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となる予想PER(株価収益率)が東証1部の市場平均を下回る15倍以下の銘柄に絞り込んだ。

　下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが8％以上、(3)予想PERが15倍以下、(4)今期の経常利益予想が増益を見込む、――を条件に投資妙味が高まる21社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PER、最低投資金額は18日現在)

　なお、20日(日)16時に「10万円以下で買える、高ROE＆低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　 最低投資　　 予想　 予想　 ┌ 経常利益 ┐
コード 銘柄　　　　　　金額　　　ROE　　PER　増益率　 予想額　 決算期
<7593>ＶＴＨＤ　　　　39200　　 8.45　 14.1　　17.1　　 5400　　21/03
<3245>ディアライフ　　42400　　14.51　　8.2　　10.4　　 3000　　21/09
<8572>アコム　　　　　45800　　15.50　 10.2　　20.5　　90500　　21/03
<7599>ＩＤＯＭ　　　　54100　　10.27　 12.1　　 1.9　　 7000　　21/02
<7618>ＰＣデポ　　　　57700　　 8.42　 13.2　　 9.3　　 3300　　21/03

<3467>アグレ都市　　　65000　　15.31　　8.7　　19.5　　　632　　21/03
<4350>メディシス　　　65200　　14.06　 14.3　　60.3　　 2500　　21/03
<3280>エストラスト　　71400　　 9.77　　7.1　　55.5　　　880　　21/02
<1430>１ｓｔコーポ　　72200　　16.73　　9.4　　 9.5　　 1420　　21/05
<9765>オオバ　　　　　73800　　10.51　 14.7　　 6.3　　 1250　　21/05

<6445>蛇の目　　　　　81400　　 9.81　　6.1　　 243　　 3600　　21/03
<8203>ＭｒＭａｘ　　　81600　　10.83　　9.5　　 110　　 4694　　21/02
<2924>イフジ産業　　　83900　　11.32　　9.6　　11.1　　 1057　　21/03
<1768>ソネック　　　　86700　　 8.45　 10.9　　 3.0　　　889　　21/03
<2374>セントケア　　　87100　　12.45　 14.9　　76.5　　 2400　　21/03

<2060>フィードワン　　87600　　10.09　　8.6　　 1.1　　 5800　　21/03
<8892>日エスコン　　　90700　　22.31　　7.3　　 4.1　　12300　　20/12
<4826>ＣＩＪ　　　　　92700　　 8.77　 13.9　　 4.3　　 1600　　21/06
<2163>アルトナー　　　92800　　22.79　 14.6　　 9.6　　　979　　21/01
<2722>アイケイ　　　　93900　　18.01　 14.4　　30.0　　　810　　21/05

<9991>ジェコス　　　　97900　　 8.14　　7.7　　 1.4　　 6800　　21/03

※単位はROE、増益率が％、PERが倍、経常利益が百万円、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース