市場ニュース

戻る
 

【材料】トヨタは反落スタート、一時1ドル103円割れの円高で利食い優勢に

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は利益確定売りに押され3日ぶりに反落スタートとなった。12月に入り海外投資家とみられる高水準の買いが流入し、自動車セクターのなかでも異彩の上昇トレンドを形成、1日から前日までの13営業日で前日終値を下回った日はわずか2日間しかない。米国や中国での新車販売が好調なことに加え、燃料電池車(FCV)「新型ミライ」の発売やポストリチウムイオン電池と目される全固体電池分野への展開力が評価されている。信用取組も売り長で直近信用倍率は0.7倍台、日証金での貸借倍率は0.07倍と株式需給関係も良好だ。ただ、ここにきて外国為替市場でドル安・円高が急速に進んでおり、足もとは一時1ドル=103円を割り込む水準まで円高が進行、同社の21年3月期通期想定為替レートは1ドル=106円であるだけに為替デメリットが警戒される局面にある。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均