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【市況】株価指数先物【昼のコメント】日銀ETF買い入れは期待しづらいが、2万6500円辺りでの底堅さは意識


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万6590円(-0.37%)前後で推移している。寄り付きは2万6620円とシカゴ先物清算値(2万6655円)を下回って始まり、現物の寄り付き直後には2万6560円まで下落幅を広げた。2万6500円辺りでの底堅さが意識されるなか、グローベックスの米株先物が上昇して推移していることもあり、前場半ばには2万6670円まで下げ幅を縮める場面がみられた。しかし、前引けにかけては再び下げ幅を広げ2万6600円近辺で推移している。

 前引けのTOPIXは0.48%の下落となり、トリガーとなる0.50%を下回るため日銀のETF買い入れは期待しづらい。新型コロナウイルス感染症の拡大による欧米でのロックダウン(都市封鎖)への警戒からバリューシフトはいったん弱まり、NT倍率は先物中心限月で14.96まで上昇している。しかし、指数寄与度の大きいところでは、ファナック <6954> が堅調な半面、東京エレクトロン <8035> は軟調に推移しており、明確なグロースへのシフトはみられていない。ポジション調整的なリバランスにとどまっており、後場も狭いレンジでの推移が続きそうである。

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