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【市況】東京株式(前引け)=反落、観光支援策の停止など市場心理冷やす

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前営業日比83円61銭安の2万6648円83銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億7112万株、売買代金概算は1兆1210億7000万円。値上がり銘柄数は926、対して値下がり銘柄数は1133、変わらずは120銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で新型コロナウイルスの感染拡大を警戒してNYダウが反落したことなどを受け、買い手控えムードの強い展開となった。政府の観光支援策「Go To トラベル」の停止などが決まったことも旅行関連株などを中心に景気敏感株の売りを誘い市場心理を弱気に傾けた。一方、下値では押し目買いが入り下げ幅は100円未満にとどまった。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が冴えず、トヨタ自動車<7203>も軟調、ANAホールディングス<9202>は大幅安に売られた。東京エレクトロン<8035>も売り優勢。東邦アセチレン<4093>、木村化工機<6378>などが大きく利食われたほか、フリービット<3843>も大幅反落となった。半面、エムスリー<2413>がしっかり、ファナック<6954>も買い優勢。川崎重工業<7012>が物色人気に。日本金属<5491>、Hamee<3134>はストップ高に買われた。

出所:MINKABU PRESS

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