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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「理想的展開で師走へ」

株式評論家 富田隆弥

日経平均株価は11月20日に2万5425円(ザラバ値、以下同様)まで調整を入れたが、そこから切り返して25日に高値2万6706円を付ける。適度なスピード調整を挟みながらの上値追いは理想的で、12月上旬まで好需給が見込まれることから2万7000円乗せも遠からず実現しよう。いま、日経平均は29年半ぶりという水準だが、その当時(1991年)のチャートを見ると3月に戻り高値「2万7270円」があり、それが目先1つの目安となろう。

TOPIXをみると5日続伸、終値1778.25ポイントと好調だが(26日現在)、水準としてはまだ昨年来高値(19年12月1747.20ポイント)を抜いたばかりで、18年の高値1911.31ポイントにはあと100ポイント以上ある。ただ、長期チャートは上値抵抗線を突破して「好転」を確認しており、TOPIXが1911ポイント指向の流れにあることは間違いなく、これも当面の相場の目安となろう。

◆このところ個別株は、割安株主体の「バリュー型」の上昇が目立つ。オールドエコノミーや金融などの大型株もバリュー型であり、それがTOPIX堅調の背景にもなっている。もちろん、ハイテクなど成長株主体の「グロース型」もスピード調整を挟みながらしっかりと上値追いとなっている。つまり、バリューとグロースの循環物色という流れもマーケットとしては理想的といえる。

◆日足や週足などチャートの過熱信号には注意すべきだが、投資家のマインドが盛り上がる師走でもあり、まだ押し目買いのスタンスでマーケットを挑めよう。

(11月26日 記、毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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