【材料】<動意株・2日>(前引け)=小田原エンジ、トプコン、ITメディア
小田原エンジ <日足> 「株探」多機能チャートより
トプコン<7732>=マドを開け急伸。同社が前週末10月30日取引終了後に発表した20年4~9月期決算発表は営業損益が7億6800万円の赤字だった。ただ、今期業績が苦戦している状況は株価に織り込みが進んでおり、今回の上期決算については事前の市場コンセンサスを上回った。4~6月期時点では23億2200万円の赤字であり、損失幅が大幅に縮小したことを評価して株価は6日ぶりに満を持して急反発に転じる形となっている。信用買い残もここ3カ月間で整理が進んでいた。直近信用倍率は1.5倍で株式需給面からも上値に重さがない。
アイティメディア<2148>=切り返し急。同社はIT系などを中心としたニュースサイト運営を主力展開するが、最近は「ねとらぼ」をはじめとした非IT系メディア育成にも力を注ぎ業績は高成長路線を走っている。前週末10月30日取引終了後、21年3月期業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想の58億8800万円から63億8000万円(前期比21%増)に、最終利益は9億5000万円から11億2000万円(同44%増)に大幅増額しており、これを評価する形で投資資金の流入が加速した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に展示会やイベントをオンラインで行うデジタルイベント関連の収益が想定を上回る伸びを示し、業績に反映されている。株価は75日移動平均線を足場に一気に戻り足を強める展開に。
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出所:MINKABU PRESS