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【市況】株価指数先物【昼のコメント】ナスダック100先物が上昇に転じ、売り方のヘッジ対応の動きも想定される


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万3200円(+0.62%)前後で推移している。米国市場はレイバーデー(Labor Day:労働者の日)の祝日で休場であるが、グローベックスの米株先物の上昇が支援材料となった。寄り付きは2万3240円とシカゴ先物清算値(2万3195円)を上回って始まり、寄り付き直後には2万3250円を付けている。その後は利益確定の売りに押される形となり、前場半ばには2万3130円まで上げ幅を縮める場面もみられた。しかし、NYダウ先物が200ドルを超える上昇で推移しているほか、ナスダック100先物が小幅ながらも上昇に転じてきたことにより、日経225先物は前引けにかけて再び強含みの展開に。

 グローベックスの米株先物の上昇が大きく影響しているとみられるほか、自民党総裁選がきょう告示されたため政策期待も高まっている。週末の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだロールオーバー中心の商いではあるが、SQに絡んだ需給としてはレンジを切り上げてくる展開を引き続き想定しておきたい。そのため、オプション権利行使価格の2万3250円を挟んだレンジ相場からレンジ上限として2万3375円および2万3500円への意識が次第に高まりやすいだろう。

 なお、前引けのTOPIXは0.22%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えは期待できない。とはいえ、グローベックスの米株先物の上昇、特にナスダック100先物が上昇に転じてきている点はセンチメントを明るくさせそうである。祝日明けの米国市場の上昇も意識されるなか、売り方のヘッジ対応の動きも想定される。

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