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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GAテクノ、アニコムHD、東芝

GAテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GAテクノ <3491>  6,930円  +630 円 (+10.0%)  11:30現在
 GA technologies<3491>が急騰している。25日の取引終了後、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「デジタルトランスフォーメーション銘柄」(DX銘柄2020)に初選出されたと発表しており、これを好感する買いが入っている。DX銘柄(旧攻めのIT経営銘柄)は経産省と東証が中長期的な企業価値の向上や競争力の強化といった視点から、新たな価値の創造、経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を選定するもの。今回の選定では、同社の不動産取引に係る包括的なデジタル化が実現することによる顧客体験の向上や、業務の生産性向上に加え、新規ビジネス及び抜本的なビジネスモデルの変革を創造する組織・制度などが評価されたとしている。

■アニコムHD <8715>  4,665円  +280 円 (+6.4%)  11:30現在
 アニコム ホールディングス<8715>が急伸。25日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性を高め、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は10月1日。

■アドヴァン <7463>  1,323円  +77 円 (+6.2%)  11:30現在
 アドヴァン<7463>が大幅続伸している。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を20万株(発行済み株数の0.48%)、または2億5000万円としており、取得期間は8月26日から9月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためという。

■CYBERDYNE <7779>  420円  +19 円 (+4.7%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>が続伸している。25日の取引終了後、展開する除菌消毒作業ロボットが、茨城県つくば市の本庁舎に導入されることになったと発表しており、これが好材料視されている。除菌消毒作業ロボットは、同社の次世代型清掃ロボットCL02の拡張機能として噴霧器と紫外線による消毒ユニットを搭載した製品で、20年3月にはターミナル内の除菌消毒作業を目的に羽田空港にも導入されている。今回の導入は、地方公共団体による新型コロナウイルスに対する取り組みを支援するための内閣府の地方創生臨時交付金「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の活用により実現したもので、地方公共団体庁舎への導入では初。まずは、つくば市役所1階の除菌消毒清掃に用いられ、その後つくば市のその他の公共施設での活用も検討されるとしている。

■東芝 <6502>  3,395円  +115 円 (+3.5%)  11:30現在
 東芝<6502>が高い。同社のグループ会社で半導体メモリー大手「キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)」が10月にも東京証券取引所に上場すると、複数のメディアが報じた。東芝はキオクシアの株式の約40%を保有し、持分法適用会社としている。この日はキオクシア上場で保有株の売却益が期待できることを好感する買いが集まっている。

■かんぽ生命保険 <7181>  1,661円  +48 円 (+3.0%)  11:30現在
 かんぽ生命保険<7181>が続伸している。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「日本郵政は、かんぽ生命保険の営業を再開する方針を固めた。時期は10月以降になるとみられる」と報じられており、これが好材料視されている。かんぽ生命では、不正販売が広がっていたことを認めた19年7月から保険営業を自粛しているが、記事によると顧客への謝罪活動を進め、その後に商品営業を始めるという。報道に対してかんぽ生命では、「当社が発表したものではない。きょう開催の取締役会に付議する予定であり、決定した場合は速やかに公表する」とのコメントを発表している。

■DyDo <2590>  5,050円  +130 円 (+2.6%)  11:30現在
 ダイドーグループホールディングス<2590>は5日続伸。25日の取引終了後、8月度(7月21日~8月20日)の販売状況速報を発表しており、前年同月比6.0%減と本数ベースで統計をとり始めてから7カ月連続で前年実績を下回った。ただ、減少率は6月度の同12.1%減、7月度の同6.5%減に比べて引き続き縮小しており、これが好感されている。なお、8月までの累計では前年同期比9.4%減だった。

■サイボウズ <4776>  3,265円  +35 円 (+1.1%)  11:30現在
 サイボウズ<4776>が反発している。25日の取引終了後に発表した7月度の月次業績で、売上高が前年同月比15%増の12億6900万円、営業利益は同37%増の2億6700万円となったことが好材料視されている。同時に発表したクラウド関連事業の7月売上高は前年同月比23%増の9億9900万円に伸び、今期に入り7カ月連続の2ケタ増収を達成した。なお、1~7月累計の売上高は前年同期比17%増の89億3900万円、営業利益は同31%増の18億9900万円となった。

■ロゼッタ <6182>  3,655円  +20 円 (+0.6%)  11:30現在
 ロゼッタ<6182>が25日の取引終了後、ドーナッツロボティクス(東京都港区)と資本・業務提携を行うと発表したことが好感されている。ドーナッツロボティクスは、見守りロボット「cinnamon(シナモン)」やスマートフォンと連動した「スマートマスク」を開発したロボットベンチャー。今回の提携では、特定の製品・サービスに限定せず、両社の今後の活動の全般にわたって提携する。また、資本面では、今後協議のうえ妥当な金額を算出して決定する予定という。なお、21年2月期業績への影響は軽微としている。

■アサヒ <2502>  3,579円  -77 円 (-2.1%)  11:30現在
 アサヒグループホールディングス<2502>が安い。25日取引終了後に公募増資の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化を警戒する売りが膨らんだ。国内外で2087万5700株の公募と2530万株の公募による自己株処分、上限254万1800株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。調達金額は約1575億円でオーストラリア最大手のビール会社買収に伴う借入金の返済などに充てる。発行価格は9月7日から11日のいずれかの日に決定する。

■ログリー <6579>  4,065円  +700 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 ログリー<6579>が急反騰し年初来高値を更新している。25日の取引終了後、子育てビッグデータのコズレ(東京都千代田区)との協業を開始したと発表しており、これが好材料視されている。今回の協業により、ログリーのネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift(ログリーリフト)」で、コズレが保有する子育てナレッジシェアメディア「COZREマガジン(コズレマガジン)」の講読履歴データ(DMP)を活用することで、子育て層に向けた広告配信が可能になり、効率的な販促やアクション創出に貢献するという。また、子育て世帯層への広告配信により広告主の求めるユーザーに精度高くリーチすることが可能となるとしている。

■朝日ラバー <5162>  729円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 朝日ラバー<5162>が急伸しストップ高の729円に買われている。きょう付けの化学工業日報で、「医療用ゴム製品が好調だ」と報じられており、これが好材料視されている。同事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けず全般的に受注は堅調のもようで、第1四半期(4~6月)売上高は前年同期比15.5%増の3億2200万円を計上し、通期でも前期比4%増の12億3600万円を見込む。記事によると、採血用・薬液混注用ゴム栓を主力とする医療回路製品の適用範囲が拡大していることに加えて、昨秋量産を開始した新規品の受注増が貢献し、8月には白河第二工場(福島県白河市)に採血用・薬液混注用ゴム栓の生産体制を移設して増産体制を整えるとしており、業績の牽引役となることが期待されている。

■三光産業 <7922>  314円  +42 円 (+15.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 三光産業<7922>は一時ストップ高に買われる場面があった。25日に、恵安(東京豊島区)と高性能ナノAGフィルターを採用した日本製マスク「ナノAG+AIRマスク」を共同開発し、10月から販売を開始する予定だと発表しており、これが好材料視されている。「ナノAG+AIRマスク」は材料メーカーとの共同開発を行ったオリジナル素材を採用し、フィルター性能はもちろん、抗菌・防臭効果と呼吸のしやすさを追求、そして紫外線も99%カットできる不織布三層構造の使い捨てマスクという。ふつうサイズと小さいサイズの二種類で展開し、販売予定価格は50枚入り2280円、7枚入り450円(いずれも税別)としている。

■大戸屋ホールディングス <2705>  2,982円  +282 円 (+10.4%)  11:30現在
 大戸屋ホールディングス<2705>は大幅反発している。同社に対するTOBを実施しているコロワイド<7616>が25日の取引終了後、TOB期限を従来の8月25日から9月8日まで延長すると発表し、また買い付け予定数の下限を187万2392株から151万138株に引き下げるとしており、これらが好材料視されている。

■タカショー <7590>  682円  +55 円 (+8.8%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 タカショー<7590>は急伸して一時ストップ高の727円に買われ、年初来高値を更新している。25日の取引終了後、21年1月期の連結業績予想について、営業利益を7億円から10億1000万円(前期比90.2%増)へ、最終利益を3億円から6億4000万円(同3.2倍)へ上方修正したことが好感されている。上期において、前年の消費税増税の反動による新設住宅着工数の減少や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けプロユース部門の売り上げが減少傾向にあることから、売上高は191億4500万円から184億円(同6.0%増)へ下方修正したものの、外出自粛などによるライフスタイルの変化に伴い、家庭菜園やリビングガーデンのニーズが高まったことや、営業活動における経費の削減などにより利益を上方修正するという。また、利益の上方修正に伴い、期末一括配当予想を10円から13円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。なお、前期実績に対しては3円の増配になる予定だ。

●ストップ高銘柄
 クックビズ <6558>  1,324円  +300 円 (+29.3%) ストップ高   11:30現在
 リファインバース <6531>  2,150円  +400 円 (+22.9%) ストップ高   11:30現在
 ニューラルポケット <4056>  8,600円  +1,500 円 (+21.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 大和重工 <5610>  898円  +150 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 オウケイウェイヴ <3808>  524円  +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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