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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】OP権利行使価格2万3125円を中心に2万3000~2万3250円のレンジ推移


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 23080 -50 (-0.21%)
TOPIX先物 1612.0 -2.0 (-0.12%)
CME先物 23115 -15
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 19日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックが下落。追加経済対策を巡り民主党が規模を縮小して合意を目指すと伝わったことを手掛かりに、朝方は買いが先行した。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨において下半期の見通し引き下げが示唆されたほか、追加緩和の可能性について言及がなかったことが嫌気され下押す展開となっている。

 シカゴ先物清算値は大阪比15円安の2万3115円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比20円安の2万3110円で始まり、その後は2万3080円~2万3140円辺りでこう着が続き、米取引時間中に2万3200円まで上昇する場面もみられたが、引けにかけて弱含みナイトセッションでの安値で取引を終えている。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや売り先行ののスタートになりそうだ。ただし、2万3000円での底堅さが意識されており、市場参加者が限られている需給状況で2万3000円割れの場面では押し目狙いのロングとなろう。また、米国では追加経済対策の合意を目指す動きのほか、米中閣僚級協議についても再度日程を調整していると伝わっており、下値を売り込む流れにはならないだろう。

 もっとも、大きくポジションを傾ける流れもなく、オプション権利行使価格の2万3125円および2万3250円辺りでの上値の重さが意識されやすい。国内では安倍首相の健康不安説が根強くくすぶっていることもあり、買い仕掛けの流れにはなりづらい。そのため、2万3125円を中心に2万3000円~2万3250円辺りでの狭いレンジでの推移を意識しておきたい。

 また、NT倍率は先物中心で横ばい推移をみせており、方向感はつかみづらい。米半導体株も全般弱含みに推移しており、日経225型の重荷となる。ただ、アップルの時価総額が一時2兆ドルを突破するなどクオリティ株への物色は継続。この流れからNTロング寄りのスタンスとなろう。

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