【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ランサーズ、アイスタイル、ボルテージ
ランサーズ <日足> 「株探」多機能チャートより
夢みつけ隊<2673>は急騰。一時37.6%高の161円に買われた。きょう午前、21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表しており、売上高1億7600万円(前年同期比43.3%増)、営業利益1000万円(前年同期500万の赤字)、純利益1800万円(同1億2600万円の赤字)と最終黒字に浮上したことが材料視された。主力の通販小売事業において、カタログの種類を絞った上でのコンスタントな発行や経費の削減が奏功し、大幅な増収増益となったことが全体業績を牽引した。なお、通期見通しは引き続き未定としている。
■イメージ情報開発 <3803> 534円 +80 円 (+17.6%) ストップ高 本日終値
イメージ情報開発<3803>がストップ高に買われた。13日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業損益を2800万円の赤字から800万円の黒字(前期6400万円の赤字)へ、最終損益を3300万円の赤字から6800万円の黒字(同6100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、売上高は6億8900万円から6億7000万円(前期比3.3%減)へ下方修正したものの、プロジェクト管理の見直しによる売上原価の圧縮などを進めていることに加えて、投資有価証券売却益の計上が利益を押し上げるとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1億3100万円(前年同期比15.3%減)、営業損益900万円の赤字(前年同期2400万円の赤字)、最終利益4300万円(同2700万円の赤字)だった。
■SIホールディングス <7070> 369円 +54 円 (+17.1%) 一時ストップ高 本日終値
13日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は38%増益で着地」が好感された。
SIホールディングス <7070> [JQG] が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比37.5%増の1.1億円に拡大した。
⇒⇒SIホールディングスの詳しい業績推移表を見る
■ランサーズ <4484> 1,009円 +125 円 (+14.1%) 本日終値
ランサーズ<4484>は続伸し、一時16.9%高の1033円に買われた。13日の取引終了後、未定としていた21年3月期連結業績について、売上高39億5000万~43億円(前期比13.7%~23.8%増)、営業損益1000万~5000万円の黒字(前年同期3億700万円の赤字)、最終損益収支均衡~4000万円の黒字(同3億5300万円の赤字)と、営業損益で黒字転換を見込むと発表したことが好感された。テレワークによって「オンラインで仕事をする」という働き方が浸透しクライアント登録数が増加しているほか、セールス&マーケティング及びプロダクト開発を強化することにより、更なるクライアント数の拡大とクライアント単価の向上を図り、収益拡大につなげる見通し。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)業績は、昨年12月に新規上場したため前年同期との比較はないが、売上高8億6700万円、営業損益1600万円の赤字、最終損益100万円の黒字だった。
■アイスタイル <3660> 361円 +41 円 (+12.8%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
13日に決算を発表。「今期最終は赤字縮小へ」が好感された。
アイスタイル <3660> が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年6月期の連結最終損益は50.2億円の赤字(前の期は5.1億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、21年6月期は2億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。3期連続赤字になる。
⇒⇒アイスタイルの詳しい業績推移表を見る
■ソフィア <6942> 1,580円 +160 円 (+11.3%) 本日終値
ソフィアホールディングス<6942>がマドを開けて大きく買われ、前日比17.6%高の1670円まで上値を伸ばした。13日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高26億9400万円(前年同期比47%増)、経常利益1億400万円(同4.2倍)に急拡大しており、これを好感する買いが入った。調剤薬局及びその周辺事業が業績を牽引した。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で医療機関への受診抑制が見られたものの、長期処方の増加や前期に開設した調剤薬局の業績寄与、業務効率化による経費削減などで収益を大きく伸ばした。また、通信事業が伸長したことも大幅増益に貢献した。
■ボルテージ <3639> 578円 +58 円 (+11.2%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
ボルテージ<3639>が急伸。13日の取引終了後に発表した20年6月期連結決算が、売上高65億8700万円(前の期比7.5%減)、営業損益8600万円の赤字(前の期1億9800万円の赤字)、最終損益1億6000万円の赤字(同3億5500万円の赤字)となり、営業赤字が半減したことが好感された。第4四半期に、新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもり消費の影響で、特に「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」などの売上高が増加。また、採用抑制などに伴う労務費の大幅な減少に加えて、サーバーのクラウド化やオフィス減床による賃借料の減少などが貢献した。なお、21年6月期業績予想は、合理的な算定が困難であるとして非開示としている。
■カヤック <3904> 980円 +87 円 (+9.7%) 本日終値
カヤック<3904>が急伸。13日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を71億円から77億円(前期比20.6%増)へ、営業利益を2億円から5億円(前期5億3500万円の赤字)へ、最終利益を7000万円から3億7000万円(同3億400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。ハイパーカジュアルゲーム「ParkMaster」がグローバルでヒットし、想定した売上高を大きく上回って推移したことに加えて、ソーシャルゲームサービスの運営体制のスリム化などで、上期業績が従来予想を上回って推移したことが要因としている。なお、第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高42億円(前年同期比38.8%増)、営業利益2億9300万円(前年同期2億8000万円の赤字)、最終利益1億8900万円(同2億4300万円の赤字)だった。
■AMBITION <3300> 680円 +53 円 (+8.5%) 本日終値
AMBITION<3300>が大幅続伸。午前10時30分ごろ、子会社ホープ少額短期保険と、インシュアテック(保険×テクノロジー)を推進した新システム「MONOLITH」を開発し、9月以降、納入を開始すると発表しており、これが好感された。同システムは代理店が使用する基幹システムで、同システムの使用により、従来の保険契約申し込み、保険料払い込みのアナログな作業が簡素化し、デジタルで完結可能となるという。顧客、代理店双方の利便性が高まることで、代理店の成約数の向上が期待できるとしている。同時にAMBITIONは、子会社Re-TechRaaS(リテックラース)が提供中の不動産RPAサービス「ラクテック反響倍増くん」について、不動産の反響予測を行う人工知能(AI)関連の特許を取得したと発表しており、これも好材料視された。同特許技術により、高い反響が得られる可能性の高い物件をAIが選定し、RPA連携により、自動掲載することが可能となり、不動産仲介業者の業務の効率化が図られるとしている。
■アプリックス <3727> 323円 +25 円 (+8.4%) 本日終値
アプリックス<3727>は一時前日比20%高の357円と急伸し、年初来高値を更新した。13日の取引終了後に発表した20年12月期上期(1~6月)の連結決算は、売上高13億7200万円(前年同期比6倍)、経常損益6800万円の黒字(前年同期は1億4600万円の赤字)となり、これを好感する買いが向かった。新規に連結子会社となったスマートモバイルコミュニケーションズ(SMC)の業績が加わったことが収益を大きく押し上げた。SMCではMVNOブランド「スマモバ」における格安ケータイや格安SIM、3月から提供を開始したモバイルWiFiルーターサービス「THE WiFi」の販売が好調に推移した。
●ストップ高銘柄
DMソリュ <6549> 1,355円 +300 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
ログリー <6579> 2,573円 +500 円 (+24.1%) ストップ高 本日終値
フレアス <7062> 757円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
フルッタフルッタ <2586> 273円 -80 円 (-22.7%) ストップ安 本日終値
ロジザード <4391> 1,839円 -500 円 (-21.4%) ストップ安 本日終値
ピアズ <7066> 2,665円 -700 円 (-20.8%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
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