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【材料】Jトラスト---2Qも日本および韓国の好調が持続

Jトラスト <日足> 「株探」多機能チャートより

Jトラスト<8508>は12日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)の連結決算(IFRS)を発表した。営業収益が368.09億円、営業利益が6.89億円、税引前利益が5.58億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が4.42億円となった。なお、前連結会計年度より決算期を3月31日から12月31日に変更したことより、対前年同四半期増減率については記載していない。

日本金融事業の営業収益は47.79億円、セグメント利益は22.30億円となった。保証事業では、不動産担保ローンやクラウドファンディングを通じた保証が増加したことにより債務保証残高が増加し、保証料収益が順調に増加した。

韓国及びモンゴル金融事業の営業収益は182.68億円、セグメント利益は37.10億円となった。営業貸付金の減少に伴って利息収益が減少したほか、前会計年度末に行った買取債権の売却により簿価修正益が減少したが、貯蓄銀行での収益が順調に推移した。

東南アジア金融事業の営業収益は79.41億円、セグメント損失は28.94億円となった。収益面ではJトラストロイヤル銀行の営業収益が加算されたが、利益面では営業費用や販管費が増加した。

総合エンターテインメント事業の営業収益は29.31億円、セグメント損失は4.96億円となった。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、日々の劇場公演や各アーティストのライブ、ツアー等各種イベントの自粛や、各放送局における収録の延期やロケの中止等が影響した。

不動産事業の営業収益は16.40億円、セグメント利益は0.48億円となった。

投資事業の営業収益は5.03億円、セグメント損失は訴訟関係費用の計上等により8.22億円となった。

その他の事業の営業収益は10.45億円、セグメント損失は2.66億円となった。

2020年12月期通期の連結業績予想については、2020年6月30日に発表した数値を下方修正した。営業収益が7.1%減の785.11億円、営業利益が10.4%減の17.31億円、税引前利益が12.2%減の14.36億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が変更なく15.31億円としている。この下方修正は同社の孫会社であるキーノートが担う不動産事業および商業施設建築事業を非継続事業と分類し、業績予想から除いたことを受けたものである。主力の金融事業については、業績予想を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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