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【市況】株価指数先物【昼のコメント】日銀ETF買い入れを意識も、NTショートのポジションを想定


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円安の2万2420円(-0.75%)前後で推移している。利食い先行となり、寄り付きは2万2460円とシカゴ先物清算値(2万2500円)を下回って始まった。現物の寄り付き前に2万2480円をつけた後はじりじりと下げ幅を広げており、前場半ばには2万2340円まで下げ幅を広げている。ただし、直近2日間での大幅上昇に対する一服との見方が大勢であり、一段と下値を売り込む流れとはならず、その後は2万2400円辺りでのこう着が続いている。

 日経225先物は25日移動平均線を下回ったが、水準としては同線を挟んでのもみ合いといったところであろう。ただし、決算評価から買いが先行したソニー <6758> が下げに転じたほか、ソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> が弱い値動きをみせていることが重荷となっている。そのため、日経225先物に対してTOPIX先物の下落率は小さく、NT倍率は先物中心限月で14.50を下回ってきている。

 前引けのTOPIXは0.58%の下落となり、後場は日銀のETF買い入れが意識されよう。ランチタイムの日経225先物は底堅さがみられてきており、ETF買い入れを想定した値動きをみせている。ただし、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングの戻りの鈍さが意識されるようだと、インパクトは限られやすい。日経225先物は25日移動平均線を挟んだこう着が続くとみられ、日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートのポジションを意識しておきたい。

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