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【市況】米国株見通し:上げ渋りか、テスラに注目もコロナ感染に警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時30分現在)

S&P500先物      3,253.12(+1.87)
ナスダック100先物  10,859.75(+8.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏を維持しており、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


21日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックの調整の売りが強まったが、ダウは159ドル高で一時27000ドル台を回復している。欧州連合(EU)の復興基金に関する合意でアジアや欧州で広がったリスク選好ムードが波及。原油価格の上昇でエネルギー関連の一部が買い戻された。また、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感が引き続き市場心理を和らげるなか、コロナ禍による業績の大幅悪化を回避しているコカ・コーラなどが買われた。


本日も業績にらみの取引となりそうだ。トランプ政権は今月中に大規模な追加コロナ対策を打ち出す方針で、市場心理を支える。今晩発表の中古住宅関連指標は大幅改善が予想され、消費拡大を見込んだ買いが先行しよう。また、注目されるテスラの決算発表が相場をけん引する可能性もあろう。ただ、トランプ大統領は21日の記者会見で、コロナ感染状況について「良くなる前におそらく悪くなる」と発言。「恐怖指数」(VIX)は小幅に上昇しており、買いを抑制しかねない。

《TY》

 提供:フィスコ

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