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【市況】東京株式(前引け)=前日比113円安、上値重く軟調に推移

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前日比113円54銭安の2万2831円96銭。前場の東証1部の売買高概算は7億7618万株、売買代金は約1兆2926億円。値上がり銘柄数は1004、値下がり銘柄数は1070、変わらずは95銘柄だった。

 日経平均株価は軟調に推移。新型コロナウイルスに対するワクチン開発期待で前日のNYダウは大幅に上昇したが、この日の東京市場は様子見姿勢から上値が重い展開。中国国家統計局が発表した4~6月期の国内総生産(GDP)は、実質で前年同期比3.2%増と市場予想(2.5%増)を上回ったが、市場全体の反応は限定的だった。空運や鉄鋼、不動産といった景気敏感株は堅調だが、医薬品や精密、電機などが安い。

 個別銘柄では、ソニー<6758>やファーストリテイリング<9983>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>、日産自動車<7201>が買われた。日経平均株価への新規採用が発表された日本取引所グループ<8697>が急伸した。半面、キーエンス<6861>やSMC<6273>、ファナック<6954>が安く、東京エレクトロン<8035>や村田製作所<6981>、中外製薬<4519>が値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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