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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】買リバウンド局面ではショートポジションが積み上がりやすい


大阪9月限ナイトセッション
日経225 22180 -100 (-0.44%)
TOPIX 1546.5 -5.5 (-0.35%)
CME先物 22190 -90
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
 3日の米国市場は、独立記念日の振替祝日で休場。

 シカゴ先物清算値は大阪比90円安の2万2190円(時間外)だった。日経225先物ナイトセッションは2万2300円と日中比20円高で始まり、寄り付きの2万2300円を高値に薄商いの中でじりじりと下げ幅を広げており、一時2万2140円まで下げ幅を広げる場面もみられた。その後はやや下げ渋りをみせており、2万2180円で取引を終えた。

 米国市場が3連休だったこともあって、材料不足のなか手掛けづらさはあるだろう。ただし、欧州市場が軒並み弱含みの展開だったこともあり、やや売り先行の展開になりそうだ。また、引き続き新型コロナウイルスに関連した報道などに影響を受けやすい状況は変わらない。世界保健機関(WHO)の集計で、4日の世界の新規感染者は21万人を超え、1日当たりの最多を記録したと伝わっており、連休明けの米国の動向が懸念材料となりそうだ。そのほか、香港で施行された「国家安全維持法」による米中関係の行方についても物色を手控えさせる一因になろう。

 需給面ではETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う売り需要が意識されやすい。分配金支払基準日は7月8日と10日が多く、各銘柄の権利落ちのタイミングで先物を買い建てて再投資を行い、分配金を支払う際にその先物を売るのが一般的と考えられている。ETFの分配金支払いのための売り需要については周知ではあるものの、ショート筋の短期的な売り仕掛けの売買が出やすいところ。足元で底堅さが意識されている2万2000円から下値を売り込む流れは考えづらいが、リバウンド局面ではショートポジションが積み上がりやすい。

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