【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クレアHD、KeyH、アジャイル
クレアHD <日足> 「株探」多機能チャートより
クレアホールディングス<1757>が急伸。25日の取引終了後、子会社クレアが販売するダチョウ抗体を配合した新型コロナウイルス対策商品に関して、フォーシーズ(東京都渋谷区)と販売業務委託契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回の契約締結により、クレアは商品の検品、保管、販売、発送及びこれらに付随する業務をフォーシーズに委託することになる。これによりクレアは、商品を月間10万本取り扱うための在庫保管スペースを確保し、WEBサイトによる24時間体制での商品の販売が可能になるという。なお、業績に重大な影響を与えることが判明した場合、速やかに開示するとしている。
■イムラ封筒 <3955> 766円 +36 円 (+4.9%) 本日終値
イムラ封筒<3955>がカイ気配スタートで3日ぶり大幅反発。封筒事業で国内首位に位置しており、売上高の80%を占めるパッケージソリューション事業では高い企画提案力で顧客ニーズを捉えている。新型コロナウイルスの影響によるネット通販市場の活況で包装需要が急拡大しており、会社側もここに焦点を合わせた成長戦略を描く。25日取引終了後、ノベルティ・事務用品の名入れオーダーメイド品のEC事業を展開するレスタス(大阪市北区)への出資が完了したことを発表しており、これによる業容拡大期待も買い人気を後押しした。
■ワイエスフード <3358> 242円 +8 円 (+3.4%) 本日終値
ワイエスフード<3358>が急反騰し一時、前日比72円(30.8%)高の306円に買われた。25日の取引終了後、東京都江東区に保有する土地・建物を売却すると発表。これに伴い、21年3月期第1四半期に固定資産売却益1億2200万円を計上するとしたことが好感された。
■フェイスネットワーク <3489> 1,187円 +34 円 (+3.0%) 本日終値
フェイスネットワーク<3489>が急伸。午前11時ごろ、丸紅都市開発(東京都港区)とクラウドファンディングシステムの共同開発契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回の契約締結は、インターネットを通じて投資取引を行うことで投資家の利便性を高め、より多くの投資家に投資の機会を提供する信頼性の高いクラウドファンディングシステムを開発するのが狙い。同システムでは、「任意組合型」に特化した不動産小口化商品の開発を予定しており、不動産の共有持分を購入することができることや、不動産の税制が活用できる点など、投資家にとってより「現物不動産」投資に近い投資活動を提供する予定としている。
■ヒューマン <2415> 819円 +21 円 (+2.6%) 本日終値
ヒューマンホールディングス<2415>が反発。同社は25日取引終了後に、子会社のヒューマンアカデミーが、プロeスポーツチーム「CREST GAMING(クレストゲーミング)」を運営するACTRIZE(東京都千代田区)の全事業を譲受すると発表。今後の展開などが期待されたようだ。ヒューマンアカデミーは、2019年からスポンサーとして「CREST GAMING」をサポートしてきたが、同チームとの関係をより強固にするとともに、今後成長が期待されるeスポーツ関連事業の強化を図るため、今回の譲受に至ったという。なお、譲受価格は非開示としている。
■KeyHolder <4712> 168円 -29 円 (-14.7%) 本日終値
KeyHolder<4712>が続急落。25日取引終了後、東証と日証金が26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)に引き上げる。これを受け、信用規制による人気離散を警戒する売りなどが優勢となった。
■アジャイル <6573> 1,287円 -136 円 (-9.6%) 本日終値
アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が続急落。25日取引終了後、東証と日証金が26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表しており、これが弱材料視されたようだ。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)に引き上げる。
■クロスフォー <7810> 335円 -26 円 (-7.2%) 本日終値
クロスフォー<7810>が大幅安で3日続落。25日の取引終了後、20年7月期の連結業績予想について、売上高を38億5000万円から22億4100万円(前期比35.8%減)へ、営業損益を2億円の黒字から5億500万円の赤字(前期6100万円の黒字)へ、最終損益を1億2600万円の黒字から6億円の赤字(同1300万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。19年10月の消費税増税による消費マインドの低下に加えて、20年4月に発令された緊急事態宣言により、販売先である全国の百貨店、商業施設の営業が自粛となり、またジュエリー・アクセサリー関係の催事も軒並み中止となったことが要因。また、海外でも、香港・ラスベガス・イスタンブールの展示会が延期または中止となったことなどが要因としている。また、業績予想の下方修正に伴い、1円60銭を予定していた期末一括配当を無配にするとあわせて発表しており、これも売り材料視された。
■NEC <6701> 5,280円 +110 円 (+2.1%) 本日終値
25日に発表した「NTTと資本業務提携と正式発表」が買い材料。
NTT <9432> と資本業務提携すると正式発表。日本発で国際競争力のある最先端の技術・製品の開発を目指す。資本面では第三者割当増資と自己株処分で約640億円を調達する。
●ストップ高銘柄
GMOリサーチ <3695> 2,618円 +500 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
GMOメディア <6180> 2,375円 +400 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
GMOアドパートナーズ <4784> 612円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
クリエアナブキ <4336> 635円 +100 円 (+18.7%) ストップ高 本日終値
マクビープラ <7095> 4,725円 +700 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
グッドライフカンパニー <2970> 1,252円 -400 円 (-24.2%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース