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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】金融セクター上昇も日経225先物買い、TOPIX先物売りで対応


大阪9月限ナイトセッション
日経225 22470 +250 (+1.12%)
TOPIX 1575.0 +17.5 (+1.12%)
CME先物 22450 +230
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が上昇。引き続き、新型コロナウイルスの感染が拡大していることが重荷となり、朝方は売りが先行した。新規失業保険申請件数が148万件と前週の154万件から減少したが、130万件程度の市場予想ほど減少しなかったことも手掛けづらくさせた。しかし、米監督当局がボルカー・ルールの変更を承認したと伝わると、ゴールドマン・サックスなど金融株を中心に切り返している。

 シカゴ先物清算値は大阪比230円高の2万2450円だった。日経225先物ナイトセッションは、2万2090円と日中比130円安で始まり、寄り付き後早い段階で2万2050円まで売られる場面もみられた。その後は2万2250~2万2350円辺りでのもみ合いが続いていたが、ボルカー・ルールの変更承認を受けた米国市場の反転を受け、引けにかけて上げ幅を広げ2万2470円で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなるが、足元では2万2000~2万2500円レベルでのレンジ相場が続いており、週末要因もあって買い一巡後はこう着感が強まりそうである。また、米国市場の流れから金融セクターが強含む可能性があり、TOPIX優位の状況になりそうである。とはいえ、金融セクターへの継続的な資金流入も考えづらく、グロース株優位の状況は不変。NT倍率修正の流れには見極めが必要であり、NT倍率低下の場面においては、日経225先物買い、TOPIX先物売りで対応しておきたいところである。

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