【市況】２５日の株式相場見通し＝米株急落受けリスクオフ、下値試す展開に

　２５日の東京株式市場は、主力株をはじめ売り優勢となり日経平均株価は下値を試す展開となりそうだ。前日の米国株市場ではＮＹダウなど主要株指数が大幅に反落した。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることに対する警戒感が売りを誘発、ここ連日最高値更新と強調展開を続けていたナスダック総合指数も大幅安となり終値で３日ぶりに１万の大台を割り込んだ。この流れを引き継ぎ、東京市場でもリスクを回避する売り圧力が高まりそうだ。ただ、外国為替市場では１ドル＝１０７円台に入るなど円安方向に振れており、これは全体相場の下支え要因となりそうだ。米株価指数先物を横にらみに日経平均は２万２０００円台前半で売り物をこなす展開が想定される。

　２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比７１０ドル１６セント安の２万５４４５ドル９４セントと急反落。ナスダック総合株価指数は、同２２２・２０３ポイント安の９９０９．１６６だった。

　日程面では、きょうは１～３月の資金循環統計速報、４月の全産業活動指数、５月の外食売上高など。海外では、１～３月期米ＧＤＰ確報値、５月の米耐久財受注額のほか、トルコ中銀、メキシコ中銀が政策金利を発表する。中国、香港、台湾市場は休場。

出所：MINKABU PRESS