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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】ギャップスタートも心理的な支持線レベルでの底堅さを見極め


大阪9月限ナイトセッション
日経225 22210 -250 (-1.11%)
TOPIX 1560.0 -15.0 (-0.95%)
CME先物 22225 -235
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 24日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が大幅に下落。複数の州で新型コロナウイルスの感染が拡大していることや、国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しを下方修正したことが嫌気された。さらに、米国は英国や欧州製品に新たな関税を検討していると伝わり、欧米貿易戦争勃発への懸念が浮上したことも重荷となった。

 シカゴ先物清算値は大阪比235円安の2万2225円だった。日経225先物ナイトセッションは、2万2460円と日中比変わらずで始まり、寄り付き後早い段階で2万2300円を下回る場面もみられていた。しかし、米国市場の下落影響から一段安となり、一時2万2040円まで下げ幅を広げている。引けにかけてはショートカバーも入り2万2210円で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなり、心理的な支持線となる25日移動平均線のほか、節目の2万2000円どころでの攻防になりそうだ。

 昨日は東京都でコロナ感染者数が増加したことが嫌気され、ナイトセッション開始直後に売り仕掛けがみられており、売り一巡後はショートカバーも意識されやすいところ。また、心理的な支持線レベルでの底堅さが意識されるようであれば、押し目狙いのスタンスか。日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えも意識されやすい。

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