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【市況】東京金見通し:堅調、新型コロナへの警戒感払しょくできず金需要継続か


TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:6057円(前日日中取引終値↑19円)

・想定レンジ:上限6090円-下限6040円

24日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は堅調に推移しそうだ。前日の米国株式市場では、政権高官らによる発言などを受けて景気回復期待が高まり、主要3指数は揃って上伸している。ただ、米国の新型コロナ感染者数は1日当たり3万人近くと高水準で推移。複数州で1日当たりの新規感染者数が急増しているとも伝えられており、依然として警戒感を払しょくできないだろう。このため、安全資産とされる金への需要は引き続き強く、今日の金先物は堅調に推移しそうだ。ただ、昨日の深夜に外為市場で一時1ドル=106円00銭台と、昨日の円の安値に比べ1円10銭強、円高・ドル安に振れており、さらに円高が進むようであれば、金先物の上値抑制要因となる可能性もある。

《YN》

 提供:フィスコ

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