市場ニュース

戻る

【経済】米経済対策は個人消費をどの程度回復させたか? 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)


皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。

【馬渕の気になる3つのポイント】
・ドル/円は日足の雲の上限、下限、どちらに抜けるか?
・5月米個人消費支出がどの程度回復しているか
・ウィルス感染拡大第2波の到来への危機感が高まるか?

まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。先週は、米国の一部の州で新型コロナウイルスの新たな感染者が増加しており、「第2波」への警戒感がくすぶりました。北京当局が感染警戒レベルを引き上げるなども、警戒感を強める材料ととらえられ、『リスク選好の動きを抑制』する形となりました。

また、中国とインドの国境付近での武力衝突、北朝鮮と韓国の軍事境界線での対立が報じられており、地政学的リスクの増大を懸念したドル売り・円買いも観測されました。欧州では、EU首脳会議において、新型コロナウイルスにより打撃を受けた経済の立て直しとして提案されている90兆円規模の基金について協議しましたが、合意には至らず結論は7月の会議に持ち越しになっています。これを受けてユーロは対ドルで軟調な値動きが続いています。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

レポートではまずドル/円の動向について、『日足・雲の上限と下限に挟まれた状況から上下どちらに抜けるか、明確な方向感を示すことで相場に勢いが戻るか注目されます』と伝え、『雲の下限を下抜けると一段の円高が加速する可能性もある一方、107円台前半の雲の上限を上抜けることも比較的容易に思えます』とテクニカルな視点を紹介しています。

また、米国では今週、『6月25日発表の米1-3月期GDP確報値、新規失業保険申請件数、さらに6月26日には米5月の個人所得、個人消費支出』といった経済指標が発表予定です。特に個人消費支出に関しては、『トランプ政権による失業者に対する加算給付金により、週当たりの失業給付額は約900ドルに達している』ことから、4月からどの程度改善しているかが注目ポイントとなりそうです。

一方で、『WHO(世界保健機関)が先週末に、1日に報告された新たな感染者が世界全体で15万人超とこれまでで最多となり、「危険な新局面に入った」という認識を示しており、リスク回避の動きが強まるか注意が必要です』と伝えています。

ユーロについては『6月23日に発表されるドイツやユーロ圏6月の製造業、サービス業PMI、さらに6月24日のドイツ6月のIFO景況感指数に対する反応が注目されます』と伝えるとともに、『世界各国でウィルス感染が再拡大する懸念が高まる中、リスク回避の動きが高まればドル/円とともに、ユーロ/円をはじめとするクロス円も下落への懸念が高まるだけに下振れに注意が必要です』と考察しています。

ポンドについては、『対ドル、対円とも日足・雲の上限が意識される水準で先週末の取引を終えており、対ドル、対円ともに雲上限の下落に沿って一段安となるか注目されます』と伝える一方、『日足・基準線が上値抵抗線として意識されることから、対ドル、対円ともに基準線を回復できるか、反発の際のポイントになると思われます』とテクニカル面から分析しています。

さらに足元の状況としては『先週末の英政府の債務残高を巡るネガティブな材料が引き続きポンドの上値抑制として影響を及ぼす可能性もあり、一段の下振れには注意が必要です』と考察を加えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子

《CN》

 提供:フィスコ

日経平均