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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸、新型コロナ警戒も朝安後に戻り足

 22日前引けの日経平均株価は前週末比20円53銭高の2万2499円32銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は4億5422万株、売買代金概算は7983億2000万円。値上がり銘柄数は940、対して値下がり銘柄数は1112、変わらずは105銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は強弱感が対立するなか方向性が定まらず、日経平均は朝方安かったもののその後切り返し、前引けにかけ前週末終値近辺で売り買いを交錯させる展開となった。結局小幅プラス圏で着地している。米国で新型コロナウイルス感染者数が再び増勢にあることなどを警戒した売りが出ているものの、アジア株が高安まちまちで外国為替市場でも円高がそれほど進行しなかったことで市場心理の悪化に歯止めがかかった。ただ、値上がり銘柄数より値下がり銘柄数の方が多く、TOPIXはわずかにマイナス圏で引けた。全体売買代金も8000億円弱と低水準だった。

 個別では東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>などが堅調、ソニー<6758>もしっかり。塩野義製薬<4507>、中外製薬<4519>など医薬品株が物色人気となったほか、リクルートホールディングス<6098>なども買いが優勢。大阪有機化学工業<4187>が値を飛ばし、オープンドア<3926>も大幅高に買われた。半面、任天堂<7974>がやや軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。富士フイルムホールディングス<4901>も売りに押された。フリービット<3843>が急落、ペッパーフードサービス<3053>、三井E&Sホールディングス<7003>なども大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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