市場ニュース

戻る

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:テラ、塩野義、三菱UFJ

テラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■テラ <2191>  1,721円  +300 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 テラ<2191>がストップ高。前週末にも300円高はストップ高に買われる人気となっていたが、きょうも大口の投資資金が流入している。同社は19日取引終了後、メキシコで実施中の新型コロナウイルス感染症治療の臨床試験について、同国イダルゴ州知事がその成果を見極めた上で、近々に薬事申請に向けて共同作業に着手すると共同会見で発言したことを発表、これが株価を改めて刺激する格好となっている。株価は今月9日に2175円の高値をつけたが、その後は新型コロナ治験を巡る週刊誌記事などが嫌気され1000円近辺まで大きく値を崩す場面もあった。1000円台前半のもみ合いを経て、前週末を境に再び上値指向を強めてきた。

■大阪有機化学工業 <4187>  2,298円  +303 円 (+15.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 大阪有機化学工業<4187>が急伸して一時、前週末比348円(17.4%)高の2343円に買われ、上場来高値を更新している。前週末19日の取引終了後、第2四半期累計(19年12月~20年5月)連結業績について、営業利益が18億8200万円から23億8400万円(前年同期比35.1%増)へ、純利益が13億4100万円から16億9200万円(同26.8%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。売上高は145億6100万円から143億4200万円(同1.1%増)へ下振れたものの、半導体材料を中心に電子材料事業の販売が好調に推移したことが利益を押し上げた。同時に、上期業績の上振れに伴い、20円を予定していた中間配当を23円にするとした。年間配当は43円(従来予想40円)を予定している。

■クミアイ化学工業 <4996>  989円  +99 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 クミアイ化学工業<4996>が急反発している。19日取引終了後、米ゴーワン社と殺菌剤「ペンシクロン」の日本国内における独占販売契約を締結したと発表しており、競争力の強化を期待する買いなどが入っているようだ。ペンシクロンは、Rhizoctonia solaniが引き起こす植物病害に安定して高い効果を示す殺菌剤の有効成分で、世界の多くで使用されている殺菌剤。水稲、ばれいしょ、てんさいなどで使用される製品は8月1日から開始し、芝用製品のセレンターフやタフシーバは、10月1日から子会社の理研グリーンが一元販売するという。同日発表した20年10月期上期(19年11月~20年4月)の連結経常利益は54億7300万円(前年同期比15.5%減)と従来予想の53億円を小幅に上回って着地。売上高はほぼ横ばいだったものの、販管費や為替差損の増加などが響いた。

■MDV <3902>  1,192円  +75 円 (+6.7%)  11:30現在
 メディカル・データ・ビジョン<3902>が急動意、6%を超える上昇で上値指向を明示、今月3日につけた年初来高値1198円奪回を視界に捉えた。同社は医療機関や製薬会社向けに医療ビッグデータの独自構築と利活用サービスを提供するが、日本最大級の量と質を誇る診療データベースを確保していることが強みでヘルステック関連の有望株として頭角を現している。データベースは今年5月末時点で既に3100万人を超えており、中期的な成長期待が強い。足もとの業績も好調で営業利益は19年12月期に前の期比倍増以上の伸びを示したが、20年12月期も2ケタ成長が見込まれている。

■ノジマ <7419>  2,623円  +155 円 (+6.3%)  11:30現在
 ノジマ<7419>が5日ぶりに反発している。前週末19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を150万株(発行済み株数の2.99%)、または45億円としており、取得期間は6月22日から21年5月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。

■電算システム <3630>  3,790円  +210 円 (+5.9%)  11:30現在
 電算システム<3630>が大幅高で3日続伸している。この日、混雑状況を見える化し「3密」を軽減するデジタルサイネージの提供を開始すると発表しており、これが好感されている。同製品は、セキュア(東京都新宿区)が提供するAI・画像解析ソリューション「comieru(コミエル)」に加えて、客数情報解析ソリューション「Vemcount」と連携が可能なデジタルサイネージソリューション。出入口に設置したステレオカメラで入退店者をカウントし、店内の人数や最大3段階の混雑状況を取得し、取得したデータはクラウド型デジタルサイネージ「StratosMedia(ストラタスメディア)」とリアルタイムで連携して出入口のディスプレーに表示するという。これにより、あらかじめ設定した数値を超えると、注意喚起や入場制限の画面に自動的に切り替わるほか、複数の出入口を持つ店舗でも利用できるのが特徴という。

■ニイタカ <4465>  6,460円  +240 円 (+3.9%)  11:30現在
 ニイタカ<4465>が一時500円高は8.0%高と値を飛ばし、きょうで7連騰と気を吐いている。株価は連日の最高値更新。欧米では新型コロナウイルス感染症の拡大が再加速する兆しをみせているほか、国内でも収束の動きがなかなか見えにくい状況にある。ウィズコロナ(新型コロナとの共生)が意識されるなか、感染を予防する銘柄群に改めてマーケットの視線が集まっている。同社はハイクオリティーな業務用洗剤や除菌剤の専門メーカーであり、飛沫・接触感染防止の観点から商機が拡大するとの思惑が再燃している。現在、同社は問い合わせが集中していることを背景に電話での応対を制限するなどしており、これも物色人気に拍車をかけている面があるようだ。

■塩野義製薬 <4507>  7,149円  +212 円 (+3.1%)  11:30現在
 塩野義製薬<4507>が3日続伸で新高値。22日付の日本経済新聞は「専門の技師や検出器を使わず、30分程度で新型コロナウイルスを判定する検査法が実用に向けて動き出す」と伝え、具体的には日本大学の桑原正靖教授らが作ったウイルス検査で、月内に塩野義と量産向け検査キットの開発でライセンス契約を結ぶと報道した。この検査方法は、PCR検査より簡便で大量検査が可能であり、同社は検査キットが診断に使えると判断すれば、厚生労働省に薬事承認を申請し、今秋の実用化を目指すという。この報道が好感され、同社株には買いが集まっている。

■凸版印刷 <7911>  1,867円  +32 円 (+1.7%)  11:30現在
 凸版印刷<7911>が4日ぶりに反発している。前週末19日の取引終了後に発表した20年3月期連結決算が、売上高1兆4860億円(前の期比1.5%増)、営業利益664億1300万円(同45.2%増)、純利益870億4700万円(同2.1倍)と大幅増益だったことが好感されている。半導体市況の低迷でフォトマスクが苦戦したエレクトロニクス事業分野は落ち込んだが、セキュア関連でキャッシュレス決済関連サービスやICカード関連、プレミアム商品券が好調に推移した情報コミュニケーション事業分野は前年を上回った。また、コスト削減なども奏功した。なお、21年3月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算出することが困難であるとして未定としている。

■三菱UFJ <8306>  439.4円  +0.2 円 (+0.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは強弱感対立で前週末終値近辺で売り買いを交錯させている。米国株市場では新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に過度な景気回復期待がやや後退しており、米長期債利回りも足もと低下傾向にある。米10年債利回りは前週末19日時点で3日連続の低下となり、0.7%台を割り込んだ。これを背景に前週末の米国株市場ではゴールドマン・サックス、JPモルガンなど大手金融株は売りに押される展開となった。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクは連想売りで上値が重いが、下値では配当利回りの高さに着目した押し目買いが入り、底堅さを発揮している。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,904円  -4 円 (-0.2%)  11:30現在
 エイチ・アイ・エス<9603>は反落。前週末19日の取引終了後、20年10月期第2四半期累計(19年11月~20年4月)連結業績予想について、売上高を3750億円から3443億円(前年同期比8.9%減)へ、営業損益を24億円の黒字から14億7000万円の赤字(同89億7900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。前回公表した時点以上に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴うレジャーの需要が大幅に減少したことが主因という。旅行事業では、世界各国における入国制限に伴うフライトキャンセルが3月中旬以降から発生し、4月は通常より9割以上減便となった。また、ハウステンボスは2月29日~3月15日までの全面閉園及び3月16日~3月31日までの屋内施設の休園による減少を反映したとしている。

■インフォネット <4444>  1,835円  +276 円 (+17.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 インフォネット<4444>が3連騰し、一時ストップ高の1959円に買われている。前週末19日の取引終了後、経済産業省の実施する「IT導入補助金2020」の「IT導入支援事業者」に採択され、クラウド型統合顧客管理システム「infoCRM(インフォシーアールエム)」と音声入力AIレポーティングシステム「Repotti(レポッティ)」が補助金対象のITツールとして認定されたと発表しており、これが好感されている。IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者などがITツール(ソフトウェア、サービスなど)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化や売り上げアップのサポートを行うもの。今回、「infoCRM」「Repotti」が対象ツールに選定されたことで、導入の障壁が下がることになり、商機の拡大が期待されている。

■フィードフォース <7068>  3,180円  +458 円 (+16.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 フィードフォース<7068>が急伸し一時ストップ高の3225円に買われている。前週末19日の取引終了後、発行済み株数の50.1%を所有する子会社アナグラムを、株式交換により完全子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入っている。今回の完全子会社化は、グループ経営の機動性と柔軟性を高め、より効率的な連結経営体制を構築することが目的という。株式交換の効力発生日は9月1日を予定。なお、同件による20年5月期業績への影響はないとしている。

■ギガプライズ <3830>  1,491円  +206 円 (+16.0%)  11:30現在
 ギガプライズ<3830>が急騰。19日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高154億4300万円(前期比13.1%増)、営業利益15億7500万円(同27.5%増)、純利益9億9300万円(同93.9%増)を見込むとしており、大幅増益見通しを好感した買いが入っている。主力の集合住宅向けISP事業で、大手包括提携先の営業自粛の解除や不動産事業におけるイオンモール<8905>の店舗営業が再開されつつあり、新型コロナウイルス感染症の影響が第3四半期以降に収束するものと想定したという。

●ストップ高銘柄
 アジャイル <6573>  1,654円  +600 円 (+56.9%) ストップ高   11:30現在
 GFA <8783>  223円  +50 円 (+28.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ANAP <3189>  883円  +150 円 (+20.5%) ストップ高   11:30現在
 ワイエイシイ <6298>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 WTガソリン <1691>  2,055円  +55 円 (+2.8%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

日経平均