【材料】リソルホールディングス---20年3月期は売上高が206.33億円、ホテル運営事業が増収
リソル <日足> 「株探」多機能チャートより
リソルホールディングス<5261>は26日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.5%減の206.33億円、営業利益が同44.8%減の4.23億円、経常利益が同35.4%減の10.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同92.5%減の1.06億円となった。
ホテル運営事業の売上高は前期比9.5%増の101.06億円、営業利益は同44.7%減の6.75億円となった。大都市圏における新規ホテル開業による価格競争の激化やインバウンドの減少、最終的には本年1月末以降の新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた。競合出店が少ないエリアは比較的堅調に推移した。「スパ&ゴルフリゾート」は宿泊者数・売上ともに順調に推移した。
ゴルフ運営事業の売上高は前期比10.4%減の47.82億円、営業利益は同51.9%減の1.13億円となった。自然災害や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響を受ける中、「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」の収益が業績に寄与した。
CCRC事業の売上高は前期比14.7%減の23.93億円、営業損失は1.52億円(前期は0.51億円の利益)となった。リニューアル工事期間中の施設休止による期間損失や開業準備費の計上と前年の千葉県南部地震や台風15号及び台風19号による被害等で特別損失の計上、新型コロナウイルスの影響があった。
福利厚生事業の売上高は前期比0.8%減の17.14億円、営業利益は同48.4%減の0.29億円となった。メニューを拡充し利用者が満足する商品づくり強化による利用率向上を図った。また、グループ直営施設と商品企画において連携強化を図りグループシナジーの最大化を図った。
再生エネルギー事業の売上高は前期比10.1%減の14.35億円、営業利益は同118.5%増の10.72億円となった。福島県において太陽光発電事業の開発工事を終え、東北電力との系統連系を完了し、2020年1月から売電を開始した。
不動産関連事業の売上高は前期比20.0%減の1.99億円、営業損失は0.47億円(前期は0.48億円の損失)となった。保養所や別荘の再生・活性化を進め、ペット同伴ホテルへの再生や滞在型の直営戸建て別荘「スイートヴィラ」を広く一般向けに販売した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定としている。合理的な予想が可能となった段階で速やかに開示する。
《SF》
提供:フィスコ