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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】緊急事態宣言の全面解除を好材料し2万1000円を意識した展開に


大阪6月限ナイトセッション
日経225 20970 +150 (+0.72%)
TOPIX 1517.0 +10.0 (+0.66%)
CME先物 20975 +155
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 25日の米国市場はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の祝日で休場。シカゴ先物は日本時間午前2時段階の終値となる。政府は25日、緊急事態宣言を継続していた首都圏の1都3県と北海道で同宣言を解除した。経済活動の再開は段階的に実施することになり、昨日の225先物は引けにかけて上げ幅を広げ、2万820円と高値で引けていた。ナイトセッションではさらに上げ幅を広げており、一時2万990円と節目の2万1000円に迫っている。

 米国のほか、英国も休場であったが、取引されていたドイツ、フランスなどは2%を超える上昇。また、日中弱い値動きが続いていた香港も上昇に転じている。米国休場の影響から本日の商いは膨らみそうにないが、市場参加者が限られる中、緊急事態宣言の全面解除を好材料した流れから、節目の2万1000円を意識した相場展開が期待されるところであろう。

 ただし、米中関係の悪化が警戒されており、2万1000円を明確に上放れる展開は想定しづらいところ。また、昨日の先物手口をみても、日経225先物において野村の買い越しは目立ってはいたが、大量買いによって相場を押し上げたインパクトとは考えづらい。買い戻しも限られ、売り手も限られる中で、結果的に強い動きとの見方となる。緊急事態宣言の全面解除を材料視した買いの勢いを見極める相場展開になりそうだ。

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