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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:サイバダイン、三菱UFJ、3DM

サイバダイン <日足> 「株探」多機能チャートより
■CYBERDYNE <7779>  498円  +51 円 (+11.4%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>が急伸している。午前10時ごろ、同社が開発・展開する次世代型清掃ロボット「CL02」に関して、日本信号<6741>と協業を開始すると発表しており、これが好感されている。日本信号が有する鉄道業界の企業とのネットワークを活用し、CL02の展開を大幅に加速させることが狙い。協業によりCL02の販売から導入支援、保守業務を一貫して提供することが可能となったとしている。

■NFCホールディングス <7169>  2,000円  +142 円 (+7.6%)  11:30現在
 18日に発表した「1.12%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.12%にあたる20万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月19日から21年3月31日まで。

■トーエネック <1946>  3,590円  +160 円 (+4.7%)  11:30現在
 トーエネック<1946>が続伸している。18日取引終了後に発表した20年3月期の連結経常利益は前の期比23.3%増の125億1100万円に伸び、従来予想の113億円を上回って着地。27期ぶりの最高益更新となり、これを好材料視する買いが向かった。電力関連工事は減少したものの、一般得意先向け空調管工事などが増加したうえ、太陽光発電所の売電収入も伸び、増収を確保した。また、工事採算が改善したことに加え、年金制度見直しによる退職給付費用の減少なども大幅増益につながった。併せて、前期の年間配当を135円から150円(前の期は105円)に増額したことも好感されたようだ。なお、21年3月期の業績と配当見通しは非開示としている。

■三菱UFJ <8306>  423円  +15.6 円 (+3.8%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが商いを集め大きく上値を伸ばしている。前日の米国株市場ではワクチンの早期開発期待が経済活動の正常化につながるとの思惑につながり、景気敏感株が全面的に買われたが、そのなかゴールドマン・サックスやJPモルガンなど内需の要である大手金融株の上げ足が際立った。米10年債利回りも0.7%台まで戻すなど長期金利も目先底入れの兆しをみせており、東京市場でも米国での運用環境悪化に歯止めがかかったとの見方からメガバンクが物色人気化している。

■日経レバ <1570>  16,200円  +590 円 (+3.8%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が商いを膨らませ大幅高、一時800円を超える上昇をみせた。日経平均に連動するETFで変動率が2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高まると、個人投資家を中心とした短期資金の流入が活発化する。売買代金は、上場銘柄で断トツの商いをこなすソフトバンクグループ<9984>を午前10時現在で更に50%近く上回る水準をこなしている。前日の米株市場が大幅高となったことを受け、東京市場でも主力株中心に大きくリスク選好の流れにあり、日経平均は2万円台半ばまで一気に水準を切り上げており、同銘柄はこれに連動して人気化する形となっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  733.1円  +23.8 円 (+3.4%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>や出光興産<5019>など石油エネルギー関連株が高い。18日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月物が前週末比2.39ドル高の1バレル=31.82ドルに上昇。一時、33.32ドルまで値を上げる場面があった。欧米などでの経済活動再開による原油需要回復への期待が強いほか、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の協調減産による需給好転観測が浮上した。市場ではWTI先物の限月交代に向けた動きも注目されている。

■ニッタ <5186>  2,117円  +57 円 (+2.8%)  11:30現在
 ニッタ<5186>が反発している。18日取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.21%にあたる35万株(金額で7億2100万円)を上限に、5月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが好感された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められたようだ。

■東京エレクトロン <8035>  22,000円  +300 円 (+1.4%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連株に投資資金が流入している。前日の米国株市場ではエヌビディアが最高値に買われたほか、アプライドマテリアルズが急伸、ザイリンクス、インテル、マイクロンテクノロジーなども軒並み高に買われ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%近い上昇をみせた。世界景気の回復期待を買う流れが東京市場にも波及している。東エレクは前日に800円を超える下落となるなど半導体関連に目先筋の利益確定売りがかさんでいたこともあって、きょうは値ごろ感からの買いも入りやすくなっている。

■東芝テック <6588>  3,355円  -45 円 (-1.3%)  11:30現在
 東芝テック<6588>が反落している。18日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が4850億円から4800億円(前の期比0.7%増)へ、営業利益が170億円から135億円(同25.0%減)へ、純利益が110億円から35億円(同68.8%減)へ下振れて着地したようだと発表したことが嫌気されている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でプリンティングソリューション事業や海外リテールソリューション事業が減少したことが要因。また、新興国通貨と米ドルとの間で為替差損が発生したことや繰延税金資産の一部を取り崩したことなども響いた。また、業績予想の下振れに伴い40円を予定していた期末配当を10円にするとあわせて発表した。年間配当は30円となる。

■双信電機 <6938>  430円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 双信電機<6938>がストップ高の430円に買われている。18日の取引終了後に発表した21年3月期の連結業績予想で、売上高96億円(前期比7.7%増)、営業利益1億5000万円、最終利益4000万円と営業損益の黒字転換を見込んでいることが好感されている。新型コロナウイルスの影響を見込む一方、半導体メーカーの設備投資が回復基調にありノイズフィルタの需要増が期待できるほか、前期から本格量産を始めた無線LANの新規格Wi-Fi6向け製品や5G向け基地局、通信端末に使用される製品需要が増加する見通し。なお、20年3月期決算は、売上高89億1600万円(前の期比11.8%減)、営業損益4億3800万円の赤字(前の期2億円の黒字)、最終損益8億3700万円の赤字(同2300万円の黒字)だった。

■レントラックス <6045>  471円  +80 円 (+20.5%) ストップ高   11:30現在
 レントラックス<6045>はストップ高。同社は成果報酬型のネット広告サービスを展開するが、足もとの業績は絶好調に推移している。18日取引終了後に発表した20年3月期4月度の売上高は前年同月比65.2%増の12億8300万円と高水準の伸びを示した。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。

■3DM <7777>  491円  +69 円 (+16.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 スリー・ディー・マトリックス<7777>は一時ストップ高。18日の取引終了後、アンジェス<4563>や大阪大学などが進めている「プラスミドDNA製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用DNAワクチンの共同開発」に参画し、アンジェスと新型コロナウイルス抗体検査キットの日本国内での臨床利用可能性を検討することになったと発表しており、これが好感されている。3DMは、中国のプロメテウス・バイオ社と協力し、日本で新型コロナウイルス抗体検査キットの開発を行っている。今回、アンジェスと大阪大学などが進める同開発プロジェクトへの参画は、アンジェスと共同で国内での臨床データを収集し、抗体検査キットの利用可能性を検討することが目的としている。

■地域新聞社 <2164>  725円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 地域新聞社<2164>がストップ高まで買われている。同社は18日、折込チラシ配布事業の拡大を目的に、ラクスル<4384>と業務提携したと発表。これが株価を刺激しているようだ。この提携で、これまでデザイン・印刷・配布を別で発注していた顧客はラクスルのプラットフォームによりワンストップで地域新聞社グループ媒体へのチラシ折込を発注することが可能になり、手軽に店舗周辺への販促活動を行うことができるという。なお、サービス提供の開始は5月中を予定している。

■ミクリード <7687>  1,018円  +137 円 (+15.6%)  11:30現在
 ミクリード<7687>が急反発している。18日取引終了後、東証が19日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上とする)を解除すると発表。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが入っているようだ。

■ケイアイスター不動産 <3465>  1,269円  +167 円 (+15.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ケイアイスター不動産<3465>が急騰、一時20%高に買われ1300円台まで上値を伸ばした。1次取得層向けを中心とする分譲住宅大手で、戸建てが順調に伸びて収益を押し上げている。同社が18日取引終了後に発表した20年3月期決算は売上高が前の期比17%増の1207億1000万円と2ケタ増収を達成、営業利益も同8%増の64億2500万円と好調で、これを評価する買いが優勢となっている。21年3月期業績予想は非開示ながら、新型コロナウイルスの影響が出やすい足もと1~3月期の収益も好調を維持しており、買い安心感が株価を強く後押しする形となった。

●ストップ高銘柄
 東洋電機 <6655>  1,060円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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