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【材料】<動意株・12日>(前引け)=ウェルネット、メック、アイフル

ウェルネット <日足> 「株探」多機能チャートより
 ウェルネット<2428>=8連騰と異彩放つ。コンビニエンスストアの決済代行や収納代行サービスを主力とするが、足もとの業績は好調に推移しており、20年6月期第3四半期時点で営業利益は6億9900万円と前年同期比56%の伸びを達成している。きょう取引時間中には、医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア<6095>と協業することを発表、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に厚労省が打ち出した電話や情報機器などを用いた診療に関する特例的な取り扱いに対応して、オンライン服薬指導や電子決済スキームの実現に向け連携する計画で、これも株価の刺激材料となっている。

 メック<4971>=大幅続伸。約3カ月ぶりの年初来高値を更新した。11日取引終了後に発表した20年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は売上高28億900万円(前年同期比20.7%増)、経常利益4億6300万円(同92.9%増)に拡大しており、これを好感する買いが向かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による一部国内顧客の需要前倒しなどを背景に、半導体を搭載するパッケージ基板向け密着向上剤などの販売が増加した。また、薬品粗利益率が改善したことも大幅増益につながった。第1四半期経常利益の上期計画6億円に対する進捗率は77.2%と高水準で、業績上振れが視野に入っている。

 アイフル<8515>=商い増勢、大幅高で4連騰。同社が11日取引終了後に発表した20年3月期決算は営業利益が前の期比44.6%減の16億7900万円だったが、これについては株価には事前に織り込みが進んでいた。一方、売り上げの5割を占める無担保ローンの拡大が続いており、21年3月期の業績予想については急回復を見込んでいる。営業利益は前期比約12倍の199億円を予想しており、これがポジティブサプライズとなった。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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