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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株安や原油市況暴落でリスクオフ

 21日前引けの日経平均株価は前営業日比310円35銭安の1万9358円77銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億6573万株、売買代金概算は9318億円。値上がり銘柄数は424、対して値下がり銘柄数は1687、変わらずは55銘柄だった。

 前日の米株大幅安を受けリスク回避の売りが優勢となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が拭えないなか、原油市況の急落で世界経済の先行きに対する警戒感が強まった。朝方日経平均は300円超の下げをみせた後はいったん戻り足に転じる場面もあったが、買いは続かず後半に軟化した。前引け間際に手仕舞い売りが出て下げ幅は再び300円を超えた。前場の売買代金は1兆円に届かなかった。東証1部全体の78%の銘柄が下落している。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>は大幅安。東京エレクトロン<8035>なども売られた。富士フイルムホールディングス<4901>、リクルートホールディングス<6098>なども軟調。半面、任天堂<7974>がしっかり、武田薬品工業<4502>も買い優勢。タカラバイオ<4974>は大幅高に買われた。ウシオ電機<6925>が急伸、キャリアリンク<6070>も値を飛ばした。日本エアーテック<6291>も高い。

出所:MINKABU PRESS

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