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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:サイバーセキ、ALBERT、国際石開帝石

ALBERT <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイバーセキ <4493>  43,650円  +5,600 円 (+14.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 サイバーセキュリティクラウド<4493>は一時前日比7000円高はストップ高となる4万5050円に買われる人気となった。株価は3月末からほぼ一直線の上昇をみせ、約3週間で4.7倍に大化けした。同社は人工知能(AI)を活用してサイバーセキュリティーを提供するビジネスを展開。新型コロナウイルスの感染拡大を背景にテレワークを導入する動きが急速に広がるなか、サイバー防衛の意識も高まり同社製品の需要取り込みを期待した投機筋の買いを誘導した。ただ、短期急騰の反動も意識される場面で、きょうはストップ高をつけた後、大口の売りに気配値で水準を切り下げている。

■ALBERT <3906>  6,760円  +270 円 (+4.2%)  11:30現在
 ALBERT<3906>の上げ足が加速、全体下げ相場に抗して一時13%高の7330円まで上値を伸ばす人気となった。株価はきょうで6連騰、7000円大台復帰は2月21日以来2カ月ぶりとなる。マーケティング支援ビジネスを展開する同社は人工知能(AI)を活用したビッグデータ解析が得意で、同分野で活躍できるデータサイエンティストの育成にも注力している。トヨタ自動車<7203>をはじめとした相次ぐ大資本との連携で実力は証明済みだが、直近では厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班に対し、ビッグデータ分析やアルゴリズム開発のためのデータサイエンティスト派遣を行うことを発表するなどで脚光を浴びた。株式需給面では外資系証券経由の株券調達による空売り残高が高水準に膨らんでいることが分かり、この踏み上げ素地が株価上昇を後押しする形となっている。

■森永製菓 <2201>  4,740円  +70 円 (+1.5%)  11:30現在
 森永製菓<2201>が堅調な動き。20日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が2070億円から2088億円(前の期比1.7%増)へ、営業利益が210億円から212億円(同4.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。主力ブランドの好調で食料品製造事業が計画通り進捗していることが要因。なお、最終利益は契約解除金や減損損失の計上で、145億円から108億円(同15.7%減)へ下方修正した。

■メイコー <6787>  1,332円  +3 円 (+0.2%)  11:30現在
 メイコー<6787>は続伸している。20日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が1200億円から1155億円(前の期比2.9%減)へ、営業利益が75億円から52億円(同41.7%減)へ、純利益が53億円から25億円(同62.9%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、織り込み済みとの見方が強い。新型コロナウイルス感染症の影響で、中国の広州工場及び武漢工場で一時操業を停止したことに加えて、同感染症の影響が世界各国に拡大し、最終需要の落ち込みや顧客工場の操業停止などで販売面に影響が広がったことなどが要因としている。

■LIFULL <2120>  320円  -22 円 (-6.4%)  11:30現在
 LIFULL<2120>が大幅反落となっている。20日の取引終了後、20年9月期の連結業績予想について、売上高を451億9300万円から307億6000万円(前期比21.7%減)へ、営業利益を65億1900万円から9億7700万円(同76.2%減)へ、純利益が41億5300万円から2億6900万円(同88.6%減)へ下方修正したことが嫌気されている。新型コロナウイルス感染症の影響で、住まい探しの自粛や需要減少、不動産事業者の事業活動一時停止に伴う広告出稿の抑制などが発生していることなどが要因としている。

■クリレスHD <3387>  563円  -28 円 (-4.7%)  11:30現在
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>が大幅反落している。20日の取引終了後、集計中の20年2月期連結業績について、売上高が1400億円から1393億2800万円(前の期比16.8%増)へ、営業利益が75億円から34億8300万円(同12.4%減)へ、純利益が37億円から12億7800万円(同3.3%減)へ下振れて着地し、増益予想から一転して減益となったようだと発表したことが嫌気されている。グループの店舗固定資産・使用権資産などについて、足もとの新型コロナウイルス感染症の影響も含んだ将来の回収可能性を保守的に検討した結果、合計で53億円強の減損損失を計上することが要因としている。また、業績下振れに伴い、6円を予定していた期末配当を無配とし、年間配当を6円(従来予想12円、前の期12円)にするとした。

■国際石油開発帝石 <1605>  627円  -8 円 (-1.3%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>といった石油関連株が安い。20日の米国市場で原油先物が史上初めてマイナス圏に下落したことが嫌気されている。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月物が前週末比55.90ドル安の1バレル=マイナス37.63ドルに急落した。新型コロナウイルスの影響で世界経済が低迷し、原油需要の急減が予想されるなか、原油の貯蔵施設が近く満杯になるとの見方から投げ売りが発生した。原油価格の急落で原油在庫に損失が発生することなどが懸念され、石油関連株には売りが膨らんでいる。

■レントラックス <6045>  377円  +79 円 (+26.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 インターネット広告を手掛けるレントラックス<6045>が急騰。20日取引終了後に発表した3月の連結売上高が前年同月比23.6%増の11億1100万円と大きく伸び、9カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。また、成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者は前月比287人増の3万2101人だった。

■ヴィスコ <6698>  1,038円  +150 円 (+16.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>はストップ高。20日の取引終了後、集計中の20年3月期の連結業績について、営業利益が3億6000万円から4億6000万円(前期比15.3%減)へ、純利益が2億3000万円から3億円(同26.1%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。米中貿易摩擦などの影響で主要取引先である電子部品メーカーや半導体メーカーの設備投資への慎重な姿勢が続いたことで、売上高は35億円から34億7000万円(同2.7%減)へやや下振れたものの、1案件当たりの販売単価の上昇に伴い売上総利益率が向上したことが利益を押し上げた。また、開発部門におけるテーマの精査による開発効率化などの経費の抑制に努めたことも寄与した。

■メディアシーク <4824>  520円  +63 円 (+13.8%)  11:30現在
 メディアシーク<4824>がストップ高カイ気配となっている。同社はきょう、オンライン授業を開始できるスクール事業者向け動画配信プラットフォーム「マイクラスTV」の提供を開始したと発表しており、これが株価を刺激しているようだ。サービス開始は、新型コロナウイルス対策で休講や外出自粛が求められるなか、各種レッスンから教室授業まで、さまざまな教育コンテンツをインターネットで配信する動画配信サービスやオンラインスクールに対する需要が急拡大していることが背景。「マイクラスTV」は、今すぐにでも授業をネット経由で配信したいスクール事業者の細かなニーズにあわせ、オンライン授業配信プラットフォームを構築することができるという。

■明治海運 <9115>  347円  +33 円 (+10.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 明治海運<9115>や共栄タンカー<9130>が一時ストップ高に急伸している。20日のWTI5月物が前週末比55.90ドル安の1バレル=マイナス37.63ドルに急落し、史上初めてマイナス圏を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大で、原油需要の急減が予想され、在庫が増加し、保管スペースがなくなるとの見方から投げ売りが発生したようだ。これを受けて、備蓄場所としてタンカーが利用され、稼働タンカーが減少しタンカー市況が上昇するとの見方が強まっており、ここからタンカー関連銘柄に思惑的な買いが向かっているようだ。

■VIX短先物 <1552>  14,940円  +1,240 円 (+9.1%)  11:30現在
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が続伸。同ETFは「恐怖指数」と呼ばれる米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。20日の米VIX指数は前週末に比べ5.68(14.89%)ポイント高の43.83に上昇した。20日の米国市場で原油先物が史上初めてマイナス圏に下落した。これを受け、米国の大手石油株が売られ、NYダウも大幅安となった。VIX指数は先週末17日は38.15と40割れの水準に低下していたが、この日再び40台に乗せている。

■いい生活 <3796>  432円  +33 円 (+8.3%)  11:30現在
 いい生活<3796>が急反発している。20日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が21億1000万円から21億2300万円(前の期比7.0%増)へ、営業利益が8500万円から1億2300万円(同9.5倍)へ、純利益が5100万円から7200万円(前の期300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。主に受託開発・導入支援サービスなどの一時的な売り上げが想定よりも好調に推移したことに加えて、継続的に推進している業務効率化の効果や、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組みの中で、営業活動にかかる費用が想定を下回って推移したことが要因としている。なお、同時に発表した3月度の月次概況(速報)は、クラウドソリューション事業の売上高は1億7900万円(前年同月比6.5%増)となった。

■キャリアリンク <6070>  481円  +30 円 (+6.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 キャリアリンク<6070>が大幅高。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を考慮して政府は国民に一律10万円の現金給付を行う計画だが、その際にマイナンバーカードも活用される。これを契機に有事の経済政策対応でマイナンバーカードの普及を推進するとの見方が強まっており、同社株など関連銘柄に物色の矛先が向いている。

■日本モーゲージサービス <7192>  1,617円  +79 円 (+5.1%)  11:30現在
 日本モーゲージサービス<7192>は大幅高で3日ぶりに反発している。20日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が66億1500万円から71億1700万円(前の期比13.6%増)へ、営業利益が12億円から14億8200万円(同27.9%増)へ、純利益が8億1800万円から10億1400万円(同26.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。住宅金融事業で、新規住宅取得者の住宅ローン需要が堅調だったことに加えて、新規開設店舗における営業効果で融資実行件数が好調に推移したことが牽引した。

●ストップ高銘柄
 セキド <9878>  370円  +80 円 (+27.6%) ストップ高   11:30現在
 デルタフライ <4598>  1,745円  +300 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アクセスHD <7042>  941円  +150 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 sMedio <3913>  943円  +150 円 (+18.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ライトアップ <6580>  1,052円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 NexTone <7094>  5,050円  -1,000 円 (-16.5%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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