日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
21日の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均は昨日に続き下値を試す動きとなろう。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数などが急反落、WTI原油先物価格が史上初のマイナス圏に落ち込むという異例の事態となり、マーケットのセンチメントが急速に悪化、東京市場でもリスク回避ムードが波及する。これから本格化する企業の決算発表を前に、新型コロナウイルスの影響による業績への影響を警戒する売り圧力は拭えない。一方、前日の米国株市場ではアマゾンドットコムが上昇基調を維持するなど業態によっては買われる銘柄もあり、東京市場でもテレワークや巣ごもり消費関連などコロナ耐性のある銘柄については個別に買いを集める可能性がある。
20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比592ドル05セント安の2万3650ドル44セントと反落。ナスダック総合株価指数は、同89.413ポイント安の8560.728だった。
日程面では、3月の食品スーパー売上高、3月の全国スーパー売上高のほか、20年物国債の入札など。海外では4月のZEW(欧州経済研究センター)独景況感指数、3月の米中古住宅販売件数など。
出所:
MINKABU PRESS