【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 日本モゲジS、ベクター、いい生活 (20日大引け後 発表分)
日本モゲジS <日足> 「株探」多機能チャートより
20日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
日本モゲジS <7192> ★前期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→14.8億円に23.5%上方修正。増益率が4.1%増→28.5%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新規住宅取得者の住宅ローン需要が堅調に推移する中、住宅金融事業の新規開設店舗における営業効果で融資実行件数が想定以上に伸びたことが寄与。株主優待費用など販管費の増加を吸収し、大幅増益を達成した。
ベクター <2656> [JQ] ★前期経常を86%上方修正
◆20年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の2200万円の黒字→4100万円の黒字(前の期は1億3800万円の赤字)に86.4%上方修正した。ソフトウェア販売事業の販売が好調だったことに加え、オンラインゲーム事業譲渡後の売り上げの一部を譲渡価格として受領したことも上振れの要因となった。
いい生活 <3796> [東証2] ★前期経常を44%上方修正
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の8600万円→1億2400万円に44.2%上方修正。増益率が6.6倍→9.5倍に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。受託開発・導入支援サービスなどのスポット案件が想定より伸びたことが寄与。業務効率化に加え、新型コロナウイルスの影響で営業費用が計画を下回ったことも上振れの要因となった。
同時に発表したクラウドソリューション事業の3月売上高は前年同月比6.5%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
ヴィスコ <6698> [東証2] ★前期経常を35%上方修正
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の3.1億円→4.2億円に35.5%上方修正。減益率が35.7%減→12.9%減に縮小する見通しとなった。売上高は米中貿易摩擦の影響があったものの、ほぼ計画通りで推移する中、販売単価の上昇による採算改善に加え、開発テーマの精査による効率化など経費抑制を進めたことが利益を押し上げた。
併せて、従来未定としていた期末一括配当は6.25円(前の期と同額)実施する方針とした。
株探ニュース