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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:メドレー、ビジョン、ソフトバンクG

メドレー <日足> 「株探」多機能チャートより
■リテールパートナーズ <8167>  970円  +150 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在
 リテールパートナーズ<8167>が急伸しストップ高の970円に買われている。前週末17日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、4月24日付で東証2部から東証1部へ指定されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要を先取りする形で買いが入っている。同社は、九州及び中国エリアで店舗を展開する食品スーパー連合。21年2月期連結業績予想は、売上高2283億円(前期比0.2%減)、経常利益48億円(同8.0%減)を見込んでいる。

■メドレー <4480>  3,545円  +445 円 (+14.4%)  11:30現在
 メドレー<4480>が3連騰。オンライン診療関連銘柄として人気が高まっているが、17日に新たな事業としてオンライン服薬指導支援システムを9月に開始すると発表しており、これが好材料視されている。同事業は、全国約5万9000件の調剤薬局施設を対象に、患者に向けたオンラインでの服薬指導を可能とするためのシステムを提供するというもの。同システムの活用により、顧客調剤薬局は、オンライン診療を行った医療機関から発行された処方箋情報をFAXなどの方法で受け取ったうえ、患者からオンライン服薬指導の予約を受け付け、ビデオ面談の形式による服薬指導を実施し、処方薬の代金決済までを一気通貫で行うという。なお、20年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■アークス <9948>  2,130円  +173 円 (+8.8%)  11:30現在
 17日に決算を発表。「今期経常は8%増益へ」が好感された。
 アークス <9948> が4月17日大引け後(16:30)に決算を発表。20年2月期の連結経常利益は前の期比16.2%減の137億円になったが、21年2月期は前期比7.7%増の148億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒アークスの詳しい業績推移表を見る

■カナミックネットワーク <3939>  661円  +48 円 (+7.8%)  11:30現在
 17日に発表した「ピアラのプロジェクトに販売協力開始」が買い材料。
 医療・介護・保育事業者における衛生用品の不足解消を目的としたピアラ <7044> [東証M]のプロジェクト「#SAVE YOUR LIFE」への販売協力を開始。

■ビジョン <9416>  803円  +48 円 (+6.4%)  11:30現在
 ビジョン<9416>が大幅続伸している。この日、電話代行サービス「tele receptionist<テレレ>」の提供を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。同サービスは、オフィスにかかってくるさまざまな電話を、顧客の代わりにビジョンが対応し、受電した内容を顧客指定のSNSやメールへ連絡するサービス。テレワークなどを導入している企業で、留守番電話設定だけでは安心してテレワークを行うことができないといったニーズや、営業活動などでオフィスを不在にする場合、かかってきた電話を取りこぼしたくないというニーズに対応するという。

■共英製鋼 <5440>  1,343円  +78 円 (+6.2%)  11:30現在
 共英製鋼 <5440> が全般下げ相場のなか逆行高。同社は17日取引終了後に20年3月期の業績予想の上方修正を発表、営業利益段階で従来予想の185億円から190億円に増額したほか、年間配当を60円から15円増額し75円としており、これを材料視する買いが集中した。配当利回りは6%近くに達し、PER4倍台でPBR0.4倍前後と株価指標面で極めて割安感が強いことも買いを後押しする形となっている。

■レック <7874>  1,208円  +55 円 (+4.8%)  11:30現在
 レック<7874>が大幅高で3日続伸している。前週末17日の取引終了後、20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により、発行済み株数の4.00%にあたる145万株を上限とする自社株を4月17日終値の1株1153円で取得すると発表しており、これが好感されている。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■ユーザベース <3966>  2,033円  +47 円 (+2.4%)  11:30現在
 ユーザベース<3966>が反発している。前週末17日の取引終了後、20年12月期に特別利益を計上すると発表しており、これが好感されている。持ち分法適用会社ミーミルの株式を追加取得したことに伴い、従来から保有する持ち分を追加取得の時価で再評価することによる評価差益(段階取得にかかる差益)1億400万円を特別利益に計上する。なお、業績への影響は現在精査中としている。

■ソフトバンクグループ <9984>  4,847円  +112 円 (+2.4%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が全体下げ相場のなかで3日続伸と強さを発揮している。香港や米国株市場などで同社が保有するアリババ集団の株価が戻り歩調を強めており、直近こそ上昇一服となったものの株式含み資産の拡大が空売り買い戻しを誘発する背景にある。ソフトバンクGの信用取組は買い残が大幅減少する一方で売り残が大幅に増加しており、信用倍率は0.9倍と売り長に変わっている。きょうは全上場企業のなかで売買代金も断トツで個人投資家の注目度の高さをうかがわせる。

■レーザーテック <6920>  6,200円  +130 円 (+2.1%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が5連騰、きょうの高値まで5営業日で20%以上の上昇をみせ上場来高値を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は拭えないものの、米国では感染拡大ペースがピーク越えしたとの観測も出るなか、アフターコロナ(コロナ終息後の世界)をにらみ成長トレンドを維持できるセクターとして半導体関連に注目する声が強まっている。次世代通信機企画「5G」の商用本格化に加え、テレワーク市場の拡大で通信分野に使う半導体需要が伸びるとの見方だ。そうしたなか、半導体製造プロセスにおいて従来型から変化が生じており、現在はEUV(極端紫外線)技術を活用した露光装置の市場が急速に立ち上がっている。同社はEUV向けマスクブランクス検査装置で競合他社が存在しないほど圧倒的な商品シェアを持っている。これを評価する形で改めて中長期資金が同社株を買い直す動きをみせている。

■ベクトル <6058>  813円  +11 円 (+1.4%)  11:30現在
 ベクトル <6058> が高い。同社はネット媒体を活用したPR会社大手で足もとの業績は好調に推移している。17日取引終了後に20年2月期業績予想の上方修正を発表、営業利益段階で従来予想の32億3000万円から33億2400万円(前期比16.3%増)に増額しており、これを手掛かり材料に投資資金の流入が加速した。

■KOA <6999>  879円  +8 円 (+0.9%)  11:30現在
 KOA<6999>は反発している。前週末17日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が495億5000万円から500億2000万円(前の期比10.5%減)へ、営業利益が10億9000万円から14億6500万円(同74.2%減)へ、純利益が7億6000万円から10億7700万円(同5.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。新型コロナウイルスの感染拡大により中国(既に稼働を再開済み)とマレーシアに所在する生産拠点の休業を行った影響があるものの、日本、欧州、アジア地域における販売が好調だったこととや、為替レートが想定より円安で推移したことことが要因という。また、コスト抑止が進んだことも寄与した。

■NEXT 原油ブル <2038>  310円  -12 円 (-3.7%)  11:30現在
 NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブル ETN<2038>が反落。原油価格に連動するETNでボラティリティの高さが特徴となっており、短期志向の個人投資家資金の流入が活発だ。ここ原油市況が下落基調にあり、底値圏での推移が続いている。WTI原油先物価格は前週末終値ベースで1ドル60セント安の1バレル=18ドル27セントまで水準を切り下げたが、これを受けて原油ブルも下値を探る展開となった。

■メガチップス <6875>  1,562円  -29 円 (-1.8%)  11:30現在
 メガチップス<6875>は続落。17日取引終了後、20年3月31日を基準日とする株主優待の実施を中止すると発表しており、これを嫌気する売りが向かったようだ。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の急減速が避けられない状況となったことを踏まえ、株主への利益配分を配当重視にすることを決定。これにより、20年度の株主優待は中止することになった。なお、株主優待中止とともに、未定だった20年3月期の配当は17円(前の期と同額)を実施することを明らかにしている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,678円  -78 円 (-1.2%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が軟調。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響で、米国をはじめ世界的に新車販売台数の急激な落ち込みが確認されており、自動車セクターの収益への影響が懸念されている。足もとでは外国為替市場で1ドル=107円60銭台の推移と円高方向に振れていることも輸出採算悪化の思惑から株価にマイナスに働いている。

●ストップ高銘柄
 ミアヘルサ <7688>  1,924円  +400 円 (+26.3%) ストップ高   11:30現在
 富士ソSB <6188>  404円  +80 円 (+24.7%) ストップ高   11:30現在
 松屋アールアンドディ <7317>  2,680円  +500 円 (+22.9%) ストップ高   11:30現在
 サイバーセキ <4493>  38,050円  +7,000 円 (+22.5%) ストップ高   11:30現在
 スポーツフィールド <7080>  2,845円  +500 円 (+21.3%) ストップ高   11:30現在
 など、21銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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